高校等生徒通学交通費助成事業―札幌市教委 基準額1万3000円程度で準備 助成時期は秋と翌春を予定(市町村 2017-09-08付)
札幌市教委は、三十年度から実施する高校等生徒通学交通費助成事業について、基準額を一万三千円程度として準備を進めている。石狩管内の高校等に通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、基準額を超える額の半分を助成するもの。通学費の助成は九・十月ころと翌年の三・四月ころの二回に分けて行う予定で、将来を担う人材育成および家庭の子育てを支援していく。
三十年度に市内在住で石狩管内の高校などに通学する生徒は、約四万七千人程度となる見通し。公共交通機関を使い、市内から石狩管内の高校に通学する中で、特に南区に住む生徒は通学距離が長く、交通費の負担が大きくなっている。
市教委では、将来を担う人材育成、子育て支援に資することを目的に同事業に着手。石狩管内の高校等に通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、基準額を超える額の半分を助成することとした。助成対象は五千六百人程度を想定している。
本年度は管理システムの構築や制度設計を実施。民間企業にシステム構築を外注しており、十一月ころに完成する予定。
基準額については、現在、一万三千円程度として準備を進めている。また、通学費の助成については年二回を想定。上半期分を九・十月ころ、下半期分を翌年の三・四月ころの支給を予定している。
(市町村 2017-09-08付)
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