言語活動のポイント理解　英語教育指導力向上研修・高校―宗谷局

（道・道教委 2017-11-21付）

参加者同士、英語でコミュニケーションをとりながら、英語指導力の研鑚を積んだ

　【稚内発】宗谷教育局は十五～十七日までの三日間、宗谷合同庁舎でグローバル化に対応した英語教育指導力向上研修（高校）を開催した。上川・留萌・オホーツク・宗谷管内の高校、特別支援学校から十二人が参加。講義や演習を通して、外国語におけるコミュニケーション能力や英語指導力の向上を図った。

　研修では、枝幸高校の中村遼教諭が講師を担当し、全講義を英語で行った。

　初日は、はじめに、上川教育局高校指導班の今井真指導主事がオリエンテーション。「英語教育は求められるものが大きく、重責を担っている。学校に戻ってからぜひ日々の授業改善に結び付けてほしい」と期待した。

　このあと、中村教諭が講師となって「話すこと」にかかる言語活動と教室英語についての講義・演習を実施。「話すこと」にかかる言語活動では、効果的な言語活動のポイントや、自分の考えや意見について話し合う能力を向上させるための手法などを伝えた。

　教室英語では、生徒が英語にふれ、実際に英語を使用する機会を増やすための方策を学んだ。

　二日目には、語い・表現や「書くこと」にかかる言語活動、コミュニケーションを支えるための文法について研修。

　最終日は「読むこと」や「聞くこと」にかかる言語活動について講義・演習を行い、言語知識や実践的な手法を学んだ。

(道・道教委 2017-11-21付)