江別市が30年度予算案発表 新規にSSW活用研修会 教育費12%減のの22.6億円(市町村 2018-02-09付)
江別市は六日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比〇・九%減の四百三十五億五千万円。うち、教育費は一二・〇%減の二十二億六千六百万円。江別第一小学校の建設工事が終了したことで大幅に減少した。一般会計に占める構成比は五・二%。スクールソーシャルワーカーを一人増員し三人体制にするほか、新規にスクールソーシャルワーカー活用に関する教職員用研修会を開催するなど、スクールソーシャルワーカー事業費六百八十六万円を計上した。
教育関係の主な事業をみると、ICT教育を推進するため、情報教育推進事業に四千八百六十七万円を充当。前年度に引き続き、国語のデジタル教科書を小学校四学年分、中学校二学年分購入し、全学年に整備する。
英語によるコミュニケーション能力の育成を図る小・中学校外国語教育支援事業では、三千四百七十五万円を充て、外国語指導助手を二人増員する。
教育関係の主な事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▼自然・環境
▽環境教育等推進=四二六―小学校向け出前授業、ごみ減量体験講座、出前環境学校、夏休み環境学校等
▼産業
▽「食」と「農」の豊かさ発見実践=四四一―小学生・農業体験学習等、中学生・市内生産者などを招いた授業、地場産食材を使ったレシピコンテスト
▽有給インターンシップ等地域就職支援=一、三〇九―市内企業による大学生有給インターンシップ受け入れを支援。大学生は市内企業で継続してインターンシップを行い、企業は従事中の賃金を支払う
▽高校生就職支援=二四〇―インターンシップ参加者の事前研修、面接指導・研修、企業交流会
▼福祉・保健・医療
▽健康教育=一〇一―中学校健康教育の実施、小学校喫煙予防教室の実施
▼安全・安心
▽交通安全教育・啓発=八九七―交通安全教室や通学路街頭指導の実施
▼子育て・教育
▽民間社会福祉施設整備費補助=一四、一三一―認定こども園等施設整備に対する補助(一施設)、民間保育施設の建設費償還金の補助
▽放課後児童クラブ待機児童対策(新規)=四三七―待機児童のランドセル来館による受け入れ、児童が放課後などに安全に過ごすことができる場の提供
▽放課後児童クラブ運営費補助金=一〇、七四一―民間放課後児童クラブへの運営費補助、一クラブ分増(十六クラブから十七クラブに)
▽子どもの生活実態調査(新規)=三四〇―子どもの生活実態アンケート調査の実施
▽スクールソーシャルワーカー=六八六―増員(二人から三人に)、スクールソーシャルワーカー活用についての教職員用研修会の開催
▽いじめ・不登校対策=五五四―専任指導員による電話・面談相談、スクールカウンセラーによる教育相談
▽情報教育推進=四、八六七―教育用パソコンなどICT機器維持管理経費、教育用パソコンの更新(タブレットPC導入)、デジタル教科書の購入(国語―全小・中学校へ全学年整備)
▽小・中学校学習サポート=八九三―複数教員による指導(小・中学校)、夏季・冬季休業中の補充的学習(小・中学校)、放課後の補充的学習(中学校)
▽小・中学校外国語教育支援=三、四七五―外国語指導助手増員(八人から一〇人へ)
▽児童生徒体力向上=六五―朝運動プログラム(文京台小)、出前授業(三校予定)、走り方教室
▽教育・保育施設給付=一、七一、七四八
▽幼稚園就園奨励費補助金=一一、五七四
▽私立幼稚園補助金(運営費補助金)=一、一〇三
▽特別支援教育推進=三、九三九
▽特別支援学級生活介助=五、一八一
▽学校給食=二四、三〇七
▽小・中学校教育扶助費=一八、九〇〇
▽コミュニティ・スクール=一九一
▼生涯学習・文化
▽セラミックアートセンター企画展開催=四一〇―第四回江別市中学校・高校美術部合同展
▼協働
▽市民協働推進=三二四―協働子どもワークショップ
▽協働を知ってもらう啓発=七一―子どもたちに協働の理念を知ってもらうためのパンフレット作成など。クリアファイルの配布(小四)、パンフレット配布(中二)、出前講座(小四、中二)
▽学生地域定着自治体連携=三四六―道内八自治体等で組織する学生地域定着推進広域連携協議会の運営、学生の地域活動等と受入先とのマッチング支援、市内における学生の地域活動への参加支援
▽大学連携学生地域活動支援=四二―江別市大学連携学生地域活動支援事業補助金を上限十万円として予算枠の拡大、えべつ未来づくり学生コンペティションの開催(学生の研究発表・隔年開催)
▽市内大学等インターンシップ=三九―市内大学と連携し、学生をインターンシップ実習生として受け入れる(三ヵ月間、一〇人程度)
▽小・中学生国内交流研修=一六五
▽中学生国際交流=二三四
(市町村 2018-02-09付)
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