1定札幌市議会予算特別委(14日)(市町村 2018-03-16付)
◆算数少人数指導 全校で円滑に実施 非常勤講師を76人確保
算数にーごープロジェクト事業について質疑が行われた。
市教委では、小学校五・六年生に算数の少人数指導を行う算数にーごープロジェクト事業について、三十年度全校での実施を予定している。
引地秀美学校教育部長は事業の円滑な実施に向けて、非常勤講師七十六人分の予算を計上したことや教師用リーフレットなどを配布することなどを説明し「事業の検証・改善を進め、より教育効果を高めたい」と述べた。
長谷川衛委員(民進党市民連合)の質問に答えた。
◆給食費の公会計化 他都市参考に検証
給食費の公会計化について質疑が行われた。
平野誠学校施設担当部長は給食費の公会計化について、給食食材調達の安定化や学校事務の負担軽減、徴収・管理のためのシステム開発や体制の構築などメリット・デメリットにふれ「今後、国が作成予定の公会計化導入に向けたガイドラインや他都市の先行事例を参考に、検証していきたい」と述べた。
好井七海委員(公明党)の質問に答えた。
◆大通高で通級指導実施 指導効果の把握を
通級による指導について質疑が行われた。
市では三十年度、市立札幌大通高校で通級による指導の実施を計画している。
引地秀美学校教育部長は高校における通級指導が初めての取組となることから、指導効果を把握するため、同校の生徒を対象に実施する方針を示した。
好井七海委員(公明党)の質問に答えた。
◆SNSを活用した相談 先行事例踏まえ 体制の在り方検討
SNSを活用した相談体制の構築について質疑が行われた。
市教委では、児童生徒一人ひとりに相談窓口カードを配布しているほか、スクールカウンセラーを充実させるなど、不安や悩みを抱える子どもにきめ細かな対応をしている。
和田悦明児童生徒担当部長はSNSを活用した相談体制の構築について「スマートフォンが子どもたちにとって身近な存在となっている。先行事例における成果や課題などを踏まえ、SNSなど多様な相談体制の在り方について検討したい」と述べた。
前川隆史委員(公明党)の質問に答えた。
◆洋式トイレの整備推進 学校要望踏まえ 修繕などを検討
洋式トイレの整備について質疑が行われた。
市では児童生徒数に応じて洋式トイレの整備を進めている。
平野誠学校施設担当部長は、トイレの洋式化が済んでいる学校でも各階ごとで洋式トイレの個数にばらつきがあることにふれ「今後、学校から寄せられる修繕要望を踏まえ、個々の状況に応じて対応を検討したい」との考えを示した。
村山拓司委員(自民党)の質問に答えた。
(市町村 2018-03-16付)
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