渡島局が管内公立学校長会議 リーダーシップと変容を “凛とした空気”漂う学校に(道・道教委 2018-04-13付)
五十嵐局長が学校運営に関する重点などを説明した
【函館発】渡島教育局は十一日、渡島合同庁舎で管内公立学校長会議を開催した。管内の幼・小・中・高校、特別支援学校の園長、校長のほか、各市町教委の教育長など合わせて百七十三人が出席。あいさつに立った五十嵐晋局長は、二十八年度から同局が示している学校運営の重点に関する五つの行動指標の継続と、前年度示した〝凛とした空気〟漂う学校づくりを継続することを示し、本年度は、校長の「リーダーシップ」と子どもや保護者、教員の「変容」の二点を意識した取組の実現を強く求めた。
はじめに、宇美敏宏次長が、本年度に採用となった小・中・特別支援学校の校長二十二人と教育局の管理職員を紹介した。
続いて、五十嵐局長があいさつ。「将来を担う子どもたちの生命や安全、教育課程の編成・実施、教職員の資質向上や服務管理、学校施設の管理保全など、一校のすべてを任せることになる」と話し、校長職の重要性をあらためて示した。
管内教育の方針については「道立学校は道教委の教育行政執行方針、各市町の学校は市町の教育行政執行方針や国、道の方針などに基づいた学校経営を進めてほしい」と呼びかけた。
管内における学校運営の重点事項では、二十八年度から示してきた五つの行動指標①そろえる②見せる③徹底する④見つける⑤守る―を踏まえた学校経営と、行動指標に基づいた〝凛とした空気〟漂う学校づくりの二つを継続することを要請した。
五十嵐局長は説明の中で「取り組んだという実績がゴールではなく、取り組んだ結果、子どもたちがどのように成長したか、保護者や教職員の意識が変わったかという、変容と成果が重要」と強調。その上で「自校の存在意義(ミッション)や目指すべき学校像(ビジョン)を学校全体で確認し合い、理解・共通化を図り、教職員個々のベクトルを収れんさせていくことが必要」と説明し、本年度はミッションとビジョンの実現に向けた「リーダーシップ」と「変容」の二つを意識して取組を進めるよう求めた。
最後に「子どもの可能性を大きく伸ばすことができる学校とは、子どもも教員もともにしっかりあいさつができて、楽しい雰囲気の中にも緊張感とけじめのある学校。渡島のすべての子どもたちが自らの可能性を最大限発揮できる環境が整えられることを心から期待している」と述べ、今後の学校運営に期待した。
このあと、宇美次長が道教委の教育推進計画と北海道アクションプランの内容を解説したほか、内山史彦企画総務課長と渡邉直樹教育支援課長が所管事項を説明した。
(道・道教委 2018-04-13付)
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