新たな未来へ決意新たに 高校生が決意宣言やパフォーマンス 北海道150年記念式典挙行(道・道教委 2018-08-07付)
髙橋知事は多様性のある社会の実現に向け決意を示した
確かな歩み、次世代に!―北海道百五十年記念式典が五日、札幌市内の道立総合体育センターで開かれた。天皇、皇后両陛下ご臨席のもと、関係者ら約三千人が出席し、本道の礎を築き上げた先人たちの熱意や努力、創意工夫に敬意を表した。高校生が決意宣言したほか、吹奏楽と書道がコラボレートしたパフォーマンスを披露。新たな五十年、百年先に向けて、決意を新たにした。
明治二年、かつて蝦夷地と呼ばれていた本道は「北海道」と命名された。縄文文化やアイヌ文化などの独自な歴史や文化がもつ自然への畏敬や共生の思想などを受け継ぐとともに、先人の熱意や努力、創意工夫によって大きな発展を遂げてきた。
道や関係団体は、北海道百五十年事業実行委員会(会長・高橋はるみ知事)を立ち上げ。積み重ねてきた歴史や先人の偉業を振り返って節目の年を祝うとともに、つぎの五十年に向けた北海道づくりを継承するため、記念式典をはじめとする様々な記念事業を企画した。
式典には、天皇、皇后両陛下ご臨席のもと、関係者や道民約三千人が出席した。
高橋知事は式辞で、北海道百五十年の礎を築き上げた先人の偉業に敬意と感謝の意を表するとともに、「多様な魅力と価値を、かけがえのないふるさと北海道を、五十年、百年先の世代に引き継がなければならない」と強調。「命名百五十年を未来へのスタートに、自然に対する畏敬の念や共生の思いを大切にしながら、互いを尊重し支え合う活力に満ちた多様性のある社会の実現に向けて、確かな歩みを進めていきたい」と決意を述べた。
道議会の大谷亨議長の未来への宣言に続いて、帯広農業高校二年の江頭ひかるさん、札幌西高校二年の飯田一生君が青少年の誓いを発表した。
旗手を務めた札幌山の手高校一年の木津谷勇輝君とともに、「未来を切り開き、ふるさと北海道の発展に貢献していくことを誓う」と、高らかに宣言した。
このあと、アイヌ民族の伝統芸能・地域の伝承芸能や、イランカラプテ大合唱などに続き、札幌国際情報高校吹奏楽部と札幌南高校書道部のコラボレーションによるパフォーマンスを披露。吹奏楽のリズミカルな演奏に合わせて力強く「飛躍」の文字を書き上げ、会場を大いに沸かせた。
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吹奏楽の演奏に合わせて「飛躍」の文字を書き上げた
(道・道教委 2018-08-07付)
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