早寝早起き朝ごはん運動にかかる表彰 本道から2団体が栄誉 表彰式は3月7日 文科省(市町村 2019-02-08付)
文部科学省は、三十年度優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰の受賞団体を決定した。本道からは、浦幌町小中一貫CS委員会など二団体が受賞。表彰式は、三月七日午後一時から東京都内の国立オリンピック青少年総合センターで執り行われる。
表彰は、「早寝早起き朝ごはん」運動等のうち、その内容がほかの活動と比較して顕著に優れ、地域全体への普及効果が高いと認められた活動に対して文部科学大臣が表彰するもの。二十四年度から隔年で実施している。
本年度は、本道から浦幌町小中一貫CS委員会と苫前町古丹別地区家庭教育サポート企業の二団体の活動が受賞した。
「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰受賞団体(本道分)の活動概要はつぎのとおり。
▼浦幌町小中一貫CS委員会
浦幌町教委が「浦幌町教育の日」を制定したことに合わせ、二十二年に「早寝・早起き・朝ごはん(あいさつ・ノーテレビデー)」運動の取組を開始した。
「早寝・早起き・朝ごはん運動」についての講演や実践発表等を行うなど、家庭・学校・地域が連携した運動を推進しているほか、運動を具体的に進められるよう取組事項を記載した学習資料『“うらほろの育み”表』の作成などを行っている。
二十八年度には、地域全体で子どもたちに望ましい生活リズムを定着させるために、取組の一環として「スマホ・ゲーム機使用のルール」宣言を行い、これまでの運動をより一層推進している。
『浦幌小中一貫CSだより』を発行し、「早寝・早起き・朝ごはん(あいさつ・ノーテレビデー)」運動の取組状況について地域住民に周知することを通して機運の醸成を図っている。
▼苫前町古丹別地区家庭教育サポート企業
二十一年度に、家庭教育サポート企業の協定を締結している企業が中心となり、長期間休止していた夏季休業期間中のラジオ体操を再開するとともに、「早寝早起き朝ごはん」運動の取組を開始した。
ラジオ体操の参加者に「早寝早起き朝ごはん」の重要性について理解を深めるための啓発資料を配布するとともに、朝ごはんの喫食の大切さについて啓発するため、中学生以下の参加者に毎回、米を配布するなど、子どもたちの健全育成に寄与している。
活動を通じて、望ましい生活習慣の定着に向けた町内の意識が醸成され、二十七年度に苫前町小中高父母と先生の会連合会が中心となり「“とままえ”の小中学生 携帯電話・スマートフォン利用ルール」を作成するなど、地域で子どもを育てる取組につながっている。
苫前町教委と連携し、家庭教育支援事業を支援したり、次代を担う地域の子どもたちを育むための体験事業を実施したりするなど、積極的な活動を行っている。
(市町村 2019-02-08付)
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