アクションプラン２０１９骨子案―札幌市教委　児童の医療的支援など　１２月下旬に計画公表へ　

（市町村 2019-07-01付）

　札幌市教委は「札幌市まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン２０１９」の骨子案をまとめた。平成２５年に策定した札幌市まちづくり戦略ビジョンを実現するための中期計画として、市の行政財政運営や予算編成の指針となるもの。教育関係では、子どもが健やかに育つまちづくりを進めるため、医療的支援を必要とする児童の支援などを盛り込んだ。１２月下旬の計画公表を目指す。

　プランの計画期間は、本年度から４年度まで。

　平成２７年に策定した「アクションプラン２０１５」における計画事業の９４％が実施・着手済みであることから、策定を１年前倒し、終期を戦略ビジョンと同じ令和４年度に設定した。

　計画の特色として、「市長公約の実現に向けた取組の具体化」「ＳＤＧｓの視点を導入」などを示した。

　市長公約として挙げられた①安心して暮らせる強く優しい街②人材を育み成長を続ける躍動の街③女性がさらに輝き活躍する街④すべての子どもたちが健やかに育つ街⑤魅力と活力にあふれる成熟した街⑥行政サービスを高度化し不断の改革に挑戦する街―の６点の実現に向けて、今後重点的に取り組む項目をプロジェクトとして位置付けた。

　うち、教育関係では、④で医療的支援を必要とする児童の支援などを推進する方針。

　今後は、８月までヒアリングや事業査定を行い、１０～１１月にパブリックコメントを実施する。１２月下旬に計画を公表することとしている。

(市町村 2019-07-01付)