ものづくりコンテスト測量部門　“プロの技術”学ぶ　北見工業高で校内予選会　地元建設業者協力

（学校 2019-07-24付）

生徒たちを激励する斉藤校長（右端）とオホーツク二建会メンバー

　【網走発】全国大会目指して頑張って！。北見工業高校（斉藤穣校長）は１８日、地元建設業者の協力を得て「高校生ものづくりコンテスト測量部門」北見工業高校校内予選会を同校グラウンドで開催した。建設業者社員が生徒とともに競技に参加。生徒たちは競技を通し「プロの技術」を学んでいた。

　同校を会場に第１９回高校生ものづくりコンテスト測量部門全道大会が８月１～２日に開催されることになったことから、管内の建設業者の若手経営者らで組織するオホーツク二建会（中村圭会長）に「大会に向けて練習に協力してほしい」と打診。二建会はこれまでも同校で講話などを行っており、「地元の高校生が全国大会に出場できるよう、ぜひお手伝いしたい」と快諾。校内予選会の開催に協力することとした。

　予選会には、高校生２チーム６人と、二建会メンバー８人と会員企業職員の３チーム９人が参加。同校建設科の全生徒１００人も応援に駆け付けた。　

　競技に先立ち斉藤校長は「将来の自分をかけて予選会に臨んでほしい」と激励。

　中村会長は二建会の活動内容を紹介するとともに、「皆さんは、これからの建設産業を担っていく地域の宝。管内唯一の工業高校のお手伝いをできることをうれしく思う」と述べ、生徒たちの活躍に期待を寄せた。

　競技には高校から２チームと建設業者から３チームの計５チーム（１チーム３人）が出場。開始の合図ととともに、各チーム一斉に測量を開始。トータルステーション、三脚、ミニプリズムを駆使し、五角形の閉合トラバース測量の測量時間を競い合った。

　閉会式では、上位３チームに中村会長から表彰状が手渡された。講評では「早さも技術も申し分なし」と太鼓判を押され、生徒たちはニッコリ。

　また、今回の協力に対し同校から二建会に感謝状が贈られた。

　斉藤校長は「プロとの違いを見学し、技術力を学ぶよい機会」と二建会の協力に感謝していた。

　なお、高校生ものづくりコンテスト全国大会は、１０月に大阪府堺市で開催されことになっている。

(学校 2019-07-24付)