【解説】スポーツ施設の現況調査
(解説 2019-10-02付)

 スポーツ庁は、平成30年度体育・スポーツ施設現況調査結果をまとめた。学校体育施設は、27年度の前回調査と比べやや減少し11万5315ヵ所。施設の開放実施割合は全体で94・9%となり、施設別では、屋外運動場保有校、体育館保有校がいずれも8割、水泳プール保有校、屋外庭球場保有校がいずれも2割を超えた。

 今後のスポーツ振興施策の企画・立案に必要な基礎データを得ることで、体育・スポーツ施設の整備に関する指針などの作成の基礎資料とするもの。

 調査は30年10月1日現在(学校体育施設開放状況は29年度実績)。

 対象は、全国の学校体育・スポーツ施設(公私立小・中・高校、特別支援学校等)など。

 学校体育施設を開放している市区町村数は1483市区町村。開放実施割合は未回答の不明市区町村数を除外して94・9%となった。

 学校体育施設別でみると、屋外運動場を保有する学校は80・9%、体育館保有校は86・2%だった。水泳プール保有校は22・2%、屋外庭球場保有校は21・8%だった。

 対象は「一般にも開放」が全体の9割を占め、「自校の児童生徒に限る」との回答は4・5%にとどまった。

 一般開放している学校体育施設のうち、対象を「学区(校区)に限らない・クラブ(団体)のみ」との回答が55・9%と最多。「学区(校区)に限らない・個人利用も可」が24・4%、「学区(校区)に限る・クラブ(団体)のみ」が13・2%、「学区(校区)に限る・個人利用も可」が2・1%と続いた。

 学校体育施設開放の形態・頻度(複数回答)は、「平日」が65・3%、「土曜日」が70・8%、「日曜日」が67・9%となった。

(解説 2019-10-02付)

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