【解説】私立大初年度授業料は過去最高(解説 2020-01-20付)
文部科学省は、私立大学等の平成30年度入学者にかかる初年度学生納付金等調査結果をまとめた。私立大学の初年度納付金の平均額は、前年度比0・2%増の133万6033円。入学料は0・8%減の24万9985円の一方、授業料は0・5%増の90万4146円で過去最高を更新した。
調査は、日本私立学校振興・共済事業団からデータの提供を受け、私立大学等の昼間部における初年度学生納付金についてまとめたもの。
私立大学における授業料や入学料、施設整備費を合わせた初年度納付金の平均額は、0・2%増の133万6033円。入学料は24万9985円で0・8%減少したが、授業料は0・5%増の90万4146円で過去最高を更新。施設整備費は、0・3%増の18万1902円だった。
系統別にみると、文科系が116万6922円、理科系が154万4962円、医歯系が482万2395円、その他の学部が145万1836円となっている。
学部ごとにみると、医学部が0・5%増の507万319円で最も高く、神・仏教学部が0・2%増の110万5526円で最も安かった。このほか、文・教育学部が0・1%減の118万4864円、理・工学部が0・5%増の148万1265円、芸術学部が0・9%増の165万739円などとなった。
授業料は、歯学部の322万5206円(前年度比1・8%増)、入学費は、医学部の134万552円(同1・1%増)が最も高かった。
私立短期大学の初年度納付金平均額は、111万8898円で微減。授業料が0・5%増の70万3287円、入学料が1・3%減の24万1836円、施設整備費が0・4%減の17万3775円だった。
(解説 2020-01-20付)
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