釧路で道高校工業クラブ大会 計算技術 札工が団体優勝 個人部門は札工の内山君(関係団体 2020-01-28付)
スライドなどを使ってプレゼンテーションした
【釧路発】道高校工業クラブ連盟(猪股康行会長)は23・24日、釧路工業高校で道高校工業クラブ大会を開いた。全道15校から生徒、教員合わせて約140人が参加。課題研究発表、計算技術競技の2種目で、日ごろの学習の成果を競い合った。計算技術競技では団体部門で札幌工業高校、個人部門で内山樹季君(札幌工業)が優勝した。
大会は今回で38回目。全道の工業科設置校15校が参加した。課題研究発表には15校から生徒60人、計算技術競技には13校から生徒45人が出場した。道工業高校長会との共催。道教委、釧路市などが後援した。
初日は開会式、生徒交歓会を行い、生徒、引率教員が交流を深めた。
発表、競技は2日目に実施した。
課題研究発表では、学校ごとのグループがスライドを使って研究内容をプレゼンテーション。「自動黒板消しロボットの製作」「AR(拡張現実)による授業の効率化」など様々なテーマでその成果を説明した。
当番校の釧路工業高は3年生10人のグループで「避難所としての釧路工業高校」と題して発表。校舎を避難所として利用する際の対応策について調査研究した結果を伝えた。
審査の結果、ものづくり大賞、発明大賞など9つの賞を送り、その努力をたたえた。
計算技術競技は、四則計算や関数計算など5問で構成。各問30点、計150点満点で点数を競い合った。
団体部門は札幌工業高が優勝、旭川工業高校と札幌琴似工業高校全日制が2位となった。
個人部門は、内山君が116点で優勝。2位は旭川工業高の安達瞭君と札幌琴似工業高全日制の木村海人君が並んだ。
閉会式では、同連盟の髙橋豪副会長が講評。課題研究発表の内容、計算技術競技の成績が共に優秀だったことを高く評価した上で、「この経験、成果をつぎの進路に生かして」と呼びかけた。
大会委員長を務めた釧路工業高の金谷秀幸校長は、今回の成果と課題を後輩に引き継ぎ、つぎの大会にも生かされるよう期待した。
(関係団体 2020-01-28付)
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