ウポポイへの修学旅行申込 全国270校 3.4万人 22日現在 ここ数日急増
(関係団体 2020-01-24付)

 アイヌ民族文化財団によると、来年度のウポポイ(民族共生象徴空間)への修学旅行の申し込みが22日現在、全国の小・中学校、高校合わせて270校、児童生徒数は約3万4000人になっていることが分かった。財団は、ここ数日で予約が急増しており「3学期が始まって正式な決定が進んでいるのでは」と分析している。

 ウポポイは、4月24日に白老町ポロト湖畔に誕生するアイヌ文化復興・創造の拠点。

 主要施設は、国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設。国立アイヌ民族博物館は、先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本初・日本最北の博物館で、アイヌ民族の視点から6つのテーマで歴史や文化を紹介する。

 同財団によると、22日現在における全国からの修学旅行の申し込みは小・中学校180校、高校90校、合わせて270校。児童生徒数は約3万4000人となっている。

 ここ数日で予約が急増しており、「3学期が始まって校長の認可が下り、正式な決定が進んでいるのでは」と財団は分析。高校の多くが道外からの申し込みで、7割が関西、四国、中国地方の高校という。

 昨年12月から令和2年度に入場予定の学校団体の事前予約受付を開始。学校団体向けプログラムでは、伝統芸能上演、グループレクチャー、食事体験、ムックリ演奏・製作体験、刺繍体験を用意している。

 各プログラムとも受け入れ定員があり、修学旅行の実施が集中する時期には、多数の学校の入場が見込まれることから、予約受付は申込先着順を基本に調整するとしている。

 メールによる事前受付が必要で、事前の園内下見は開業後の平日のみ受け付ける。

 予約受付は申込先着順で、窓口はウポポイポータルサイト(https://ainu―upopoy.jp/)。

(関係団体 2020-01-24付)

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