オホーツク管内　臨休中のＩＣＴ　ビデオ会議など活用　授業動画の配信も

（コロナウイルス関連 2020-05-22付）

　【網走発】オホーツク管内１８市町村の臨時休業期間におけるＩＣＴ等を活用した学習支援の状況がまとまった。管内各地で、ビデオ会議アプリＺｏｏｍやＹｏｕＴｕｂｅを活用した様々な取組が進んでいる。

　北見市では、市内小・中学校の教員やＡＬＴによる外国語・英語、数学の授業動画を作成し、ＹｏｕＴｕｂｅで配信することを検討している。

　網走市は、一部の学校でＹｏｕＴｕｂｅに動画を配信するなどの取組を推進している。

　紋別市は、中学生対象の「学紋塾」で行っているスタディサプリによる学習支援を家庭で活用できるようＩＤを提供しているほか、市ホームページ上に学び応援サイトを開設し、各団体や企業が提供している学習教材や動画などのコンテンツを紹介している。

　また、５月上旬には保護者を対象に家庭におけるインターネット環境等に関するアンケートを実施。今後の方策に生かすこととしている。

　学校単位では、一部の学校でＺｏｏｍを活用した通級の児童への支援、ＹｏｕＴｕｂｅでの動画配信などが行われている。

　大空町は、高校生対象の公設塾で、前年度から導入しているＷｅｂｅｘ　Ｂｏａｒｄを活用したオンラインでの学習支援に取り組んでいる。１８日からは、中学生へのオンライン講座体験も実施している。

　斜里町は、斜里小学校や知床ウトロ学校などでＺｏｏｍやＹｏｕＴｕｂｅを活用した取組が進んでいる。また、町教委で各家庭のインターネット環境に関するアンケートを実施。

　湧別町では、湧別中学校、上湧別中学校、芭露学園で３年生（芭露学園は９年生）を対象にＺｏｏｍを活用した授業を実施する。

　西興部村は、西興部中学校で生徒一人ひとりにタブレット端末を配布し、Ｚｏｏｍによる家庭学習支援に取り組んでいる。

　雄武町は、一部の学校で児童にタブレット端末を配布し、動画などの学習教材を活用できるようにしている。

(コロナウイルス関連 2020-05-22付)