【解説】理科教育設備基準一部改正へ
(解説 2021-07-14付)

 文部科学省は、「理科教育のための設備の基準に関する細目を定める省令」の一部改正に関するパブリックコメントを実施している。令和4年度から年次進行で実施される高校等の新学習指導要領に対応し、赤外線サーモグラフィの新設や、教師用顕微鏡等をICT機器への出力が可能な提示用顕微鏡に変更するなどとしている。8月7日まで。

 文科省は、理科教育振興法に基づき設備の整備を支援。理科教育のための設備の基準に関する細目を定める省令などにおいて、支援対象となる設備の基準を規定している。4年度から高校等の新学習指導要領が年次進行で実施されることに伴い、省令の一部を改正することとした。

 基準改正に当たっては、ことし1月、理科教育等設備基準改訂のための検討会を組織。高校・特別支援学校高等部の理科・数学に関する教育のための整備基準細目を取りまとめた。

 今回の省令一部改正では、高校等の新学習指導要領の趣旨・内容に沿った指導を各学校において適切に実施できるよう、設備の基準について、省令の別表に規定した品目・数量を見直した。

 数量の変更では、熱の性質と利用について、日常と関連付けて理解する学習を重視するため、赤外線サーモグラフィを新設する。

 例示品目の整理・統合では、教師用顕微鏡等をICT機器への出力が可能な提示用顕微鏡に変更。また、センサーを用いて実験・観察データを記録し、転送するパソコン計測システムは、指導実態を考慮して数量増とする。

 品目では、知的障がい特別支援学校高等部理科において、「実験機械器具」中に「生物生理実験用具」を追加している。

 意見の提出方法は、郵送・FAX・電子メール。提出期限は8月7日。

(解説 2021-07-14付)

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