道教大旭川・水上教授が特別授業 直接・間接指導 完全分離 道教育大旭川・水上教授が特別授業(関係団体 2021-09-10付)
ことし4月、これまで本道を中心に展開してきたへき地・小規模校教育に関する教育・研究・教員支援を全国に展開することなどを目的に、道教育大学と全国へき地教育研究連盟が連携協定を締結。推進事項として、①へき地・小規模校教育の振興②へき地・小規模校研究の充実③教員の資質向上―など7項目を掲げた。
協定を具体化させる取組の一環として、同大の水上教授が多寄小5・6年生複式学級を対象に、新しい形での指導方法を実践。8月24日から9月7日まで、単元を通して指導した。
複式学級では通常、教師が直接児童と対面して学習活動を進める「直接指導」と、復習や調べ学習など児童が個人・集団で思考・課題解決する「間接指導」を、1単位時間の中で組み合わせて行う。
授業段階をずらしながら、教師が学年をわたって交互に直接指導・間接指導に当たる「わたり・ずらし」の指導方法は教師の負担が大きく、「児童の実態把握が不十分になってしまうこと」「1時間が細切れになるため児童が学習の充実感をもちにくいこと」などが課題に挙がっていた。
これらの課題を克服しようと、水上教授は、1単位時間ごとに直接指導・間接指導を完全に分離した指導法を社会科の授業で試行した。
(関係団体 2021-09-10付)
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