文科省　キャリア教育優良団体　道内から白老東高選出　「地域学」の取組など評価

（国 2021-12-22付）

　文部科学省は、キャリア教育優良教育委員会、学校およびＰＴＡ団体等文部科学大臣表彰の被表彰団体を決定した。道内からは、学校設定科目「地域学」を開設して組織的・体系的なキャリア教育を進め、地域の教育資源を活用した学習活動を進める白老東高校（高野隆広校長）が選ばれた。

　表彰は、キャリア教育の充実・発展に尽力し、顕著な功績が認められた教育委員会、学校、ＰＴＡ団体などの功績をたたえ、キャリア教育の充実を促進することが目的。

　第１４回となる本年度は全国から教育委員会の部１２団体、学校の部９８団体、ＰＴＡ団体等の部９団体の計１１９団体が受賞した。

　白老東高は、平成１９年度から「総合的な学習の時間」（総合的な探究の時間）でアイヌ文化体験学習を実施するなど、伝統文化教育を推進。学校設定科目「地域学」を開設し、地域の人材や関係機関等と連携して学習内容や評価方法を検討するなど、組織的・体系的なキャリア教育に取り組んできた。

　本年度からは、道教委の地域協働活動推進実証事業「北海道ＣＬＡＳＳプロジェクト」の指定を受け、地学協働事業コンソーシアムを設立。地域の教育資源を活用した主体的に学ぶ学習活動を進め、生徒一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、基盤となる資質・能力を育成するため、教育活動の一層の改善・充実に取り組んでいる。

(国 2021-12-22付)