釧路市小中校長会 教職員管理職評価等 学校全体で授業改善へ 児童生徒の授業評価も実施(関係団体 2022-08-02付)
管理職評価等の活用に期待を寄せる本川会長
【釧路発】釧路市小中学校校長会(会長・本川敬一幣舞中学校長)は、学校組織マネジメントの改善や学校全体での授業改善に生かす「教職員による管理職評価」と「児童生徒による授業評価」を実施する。校長会が教職員による管理職評価に取り組むのは初めての試み。両評価とも年2回実施し、8つの質問に4段階で評価する。1回目は、1学期末から2学期初めにかけて各学校で行う。
学校組織をマネジメントする校長という立場をあらためて意識するともに、教職員からの評価を真摯に受け止め改善することで、より良い学校組織の確立と学校全体での授業改善へとつなげていくことがねらい。
管理職自身の結果分析によって、学校組織マネジメントの充実や授業改善に向けた指導助言等の学校経営の具体的手立てに役立てるとともに、授業評価結果を個々にフィードバックすることで、釧路市授業スタンダードに基づいた授業改善にも生かしていく。
校長会が教職員による管理職評価に取り組むのは初めての試み。校長会として全小・中学校の結果集計等は行わず、個人や各学校での授業改善やマネジメントサイクルの充実などに活用していく。
すでに行われている保護者や児童生徒、教職員等が対象の学校評価とは異なり、管理職も含めた評価を行うことは、学校全体で授業改善に取り組んでいく姿勢を強く促すことにもつながっていくとしている。
両評価とも年2回実施し、8つの質問に4段階で評価。良いところや改善点などの記述欄を設けている。1回目は、1学期末から2学期初めにかけて各学校で行う。
管理職評価は、本川会長が4月の第1回定例校長会議の中で「校長自身も被評価者になることは、現場が一丸となって授業改善に取り組む姿勢につながる」として、取組の意義を訴えた。
「授業を見て回っているか」「先生方の立場に立って考えているか」「判断力・決断力を発揮しているか」など、管理職として求められる資質などについて教職員が評価。結果は、授業評価とともに、職員との面談資料等でも活用される。
本川会長は「勇気ある取組ではあるが、結果のいかんを問わず、それぞれの今後の改善に役立てることで成果を実感したい」と話し、評価の活用に期待を寄せた。
(関係団体 2022-08-02付)
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