特総研 障がい理解教育研究協力機関 佐呂間小、町教委選定 全国の情報提供へ研究 7月開始
(市町村 2023-06-30付)

 【網走発】佐呂間町立佐呂間小学校(二神孝久校長)と佐呂間町教委が独立行政法人国立特別支援教育総合研究所の研究協力機関に選ばれた。研究テーマは「共生社会の担い手を育む教育に関する研究~障害理解教育の検討を中心に」。障がい理解教育に関する情報収集を行い、学習指導要領における記載の在り方の提案など、全国の教育現場に向けた情報提供の研究に協力する。7月3日の第1回会議を皮切りに取組を開始する。

 研究は小・中学校の通常の学級で多様性を理解・尊重するための具体的な内容・方法を検討して教育現場に提供するため5~7年度の3ヵ年計画で取り組むもの。同研究所インクルーシブ教育システム推進センターの久保山茂樹上席総括研究員を代表者とし、ノートルダム清心女子大学インクルーシブ教育研究センターの青山新吾准教授、東北福祉大学教育学研究科の杉浦徹准教授らが協力者として名を連ねている。

 佐呂間小では、障がいのある児童とない児童が可能な限り同じ場で共に学ぶことを追究した交流・共同学習の充実を目指すインクルーシブ教育を展開。特別支援学級に在籍している児童が通常の学級で各教科等の授業内容を理解し、学習活動に参加する実感を持てる授業改善・学級経営に取り組んでおり、研究協力機関として選ばれた。

 今後、佐呂間町教委は佐呂間小における障がい理解教育に関する情報収集をもとに、共生社会の担い手を育む教育の内容や方法を検討。全国の教育現場への提供を目的に研究を進める。具体的には、教育現場での配慮事項等を勘案した概念モデルの作成やその妥当性の検討、学習指導要領における障がい理解の記載の在り方などの提案に協力する。

 研究の関係者が参加する第1回会議は7月3日を予定。研究の趣旨や目的、共生社会の担い手を育む教育に関する話題提供などが行われる。

 谷川敦教育長は「研究の中で過疎地域におけるプラスとマイナス両面を見える化し、不足する観点を学び取り、多様性を尊重できる共生社会の担い手となる児童生徒を育んでいきたい」と研究の成果に期待する。

(市町村 2023-06-30付)

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