【解説】高校生の運動 達成意欲に寄与(解説 2023-10-12付)
スポーツ庁は8日、4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の報告書を公表した。運動やスポーツの頻度が高く、時間の長い高校生ほど「何でも最後までやり遂げたい」という達成意欲が高く、40、70歳代では「大いに健康」「毎日が充実」と感じている割合が高いことが分かった。
調査は国民の体力・運動能力の現状を明らかにするため昭和39年から毎年実施しているもの。
令和4年度と平成10年ごろの体力・運動能力を比べた結果、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20㍍シャトルラン、50㍍走に関しては令和4年度の方が高い一方、握力、ボール投げに関しては平成10年ごろの数値が高かった。直近10年間では握力、上体起こし、20㍍シャトルラン、ボール投げは男子の多くの年代で低下傾向にあるが、長座体前屈、立ち幅跳びは男女の多くの年代で向上傾向にある。
9歳(小学4年生)時における体力合計点と入学前の外遊びの頻度を比較した結果、入学前の外遊びの頻度が週6日以上だと現在の運動・スポーツの頻度が高く時間も長い。16歳では運動・スポーツを「週3日以上かつ1時間以上」行っている者は体力合計点が平均より高く「何でも最後までやり遂げたい」と回答した割合が98・4%と「週1日未満かつ1時間未満」の85・9%を上回った。
40、70歳代で週3日以上かつ1時間以上運動をしている人は「大いに健康」と回答した割合が男性48・4%、女性36・8%、「生活が充実している」との回答が男性41・9%、女性42・0%と最も高かった。
10日の記者会見で盛山正仁文部科学大臣は、運動やスポーツの大切さを国民に理解してもらうことが必要とし「多くの人がスポーツをできる環境整備に関係機関や団体と連携して推進したい」と述べた。
(解説 2023-10-12付)
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