【解説】11月1日は「北海道教育の日」
(解説 2023-10-05付)

 11月1日は「北海道教育の日」。家庭、学校、地域、行政が一体となって教育への理解・関心を高め、道民全体で子どもたちへの教育について考え、語り合い、行動するきっかけとする。10、11月を協賛月間と位置付けており、5年度は各地で1243件の協賛事業が行われる予定だ。

 「北海道教育の日」は、平成18年11月1日に教育関係団体を中心に民間35団体によって組織された推進協議会が「北海道教育の日」制定大会において制定宣言を行った。以来、趣旨に適合する取組を協賛事業として位置付け、毎年10、11月を協賛月間として関連行事を集中的に行う強調月間に取り組んでいる。

 協賛事業の実施件数は初年度の273件から徐々に増加。30年度の1715件をピークに新型コロナウイルス感染症の影響で減少傾向にあったが、令和5年度は1243件の関連行事を行うこととなった。

 主な事業をみると、今月31日にはホテルライフォート札幌で「北海道教育の日」道民運動推進協議会主催による記念行事を開催。札幌市教委学びのプロジェクト担当課の石郷岡徹係長、総合型地域スポーツクラブおにスポの磯田大治理事長が「新しい部活動の在り方~段階的な地域移行への取組」と題して記念講演する。

 浦幌町では28日に町中央公民館で浦幌町教育の日実践交流会を開催し「読書の推進と学力・体力の向上」をテーマに特色ある小中一貫コミュニティ・スクールの取組について交流する予定。

 道立帯広美術館では21日に幼児等を対象に工作遊びを行うキッズ・ミュージアムを開催。奈井江町では町教委主催のもと、11月3日から各文化団体の芸能発表や子どもたちの作品を展示する総合文化祭を開くなど多様な活動が行われる。

(解説 2023-10-05付)

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