【解説】専門学校在学生の意識調査(解説 2023-10-16付)
道私立専修学校各種学校連合会は、専門学校在学生の5年度意識調査の結果をまとめた。専門学校に入学して「大変満足」「満足」と回答した割合は60・3%となり、過去数年間で最も高い数値となっている。
調査は、専門学校の学生の入学経緯や生活の状況を調べるため毎年度実施。調査期間はことし4月上旬~6月上旬で、4年4月に入学した2年生1690人から回答を得た。
専門学校の進学を考えた時期は「高校3年生(42・5%)」「高校2年生(29・4%)」「高校1年生(10・6%)」。進路の相談相手は全体で「母親」が30・9%と最も高いが、男子は「担任の先生(22・0%)」、女子は「母親(39・0%)」と男女間で差がある。
専門学校を決定した動機は「希望する職業に就職できる(34・5%)」「希望する資格が取得できる(32・2%)」「希望する技術が身に付く(16・3%)」の順に高く、ここ数年同様の傾向が続いている。
全体の68・4%が目標の資格を取得できる授業に満足している一方、7・7%が不足を感じている。また、64・0%が高校時代より専門学校の学校生活が充実していると回答している。
授業に関しては「理解しやすい」が17・6%、「難しいけれど理解できる」が37・2%、「普通」が31・9%、「難しくて理解できない」が11・1%。
職場選択の際に最も重視する点は「給料(21・5%)」「人間関係(20・9%)「やりがい(16・7%)」の順に高く、男子は給料、女子は人間関係をより重視する傾向にある。
生活形態は「自宅通い」が62・0%と最も高い。寮や借家など自宅以外に住む学生の仕送り月額は「5万円以下」が51・9%、「5~10万円」が34・7%、「10~15万円」が6・3%などと続いた。
(解説 2023-10-16付)
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