プログラミングコンテスト木古内大会 創造的なアイデア披露 函館大森浜小・三浦さん全国へ(関係団体 2023-11-20付)
中学生部門の最終審査に臨んだ生徒たち
【函館発】道内の小中学生がプログラミングソフト「スクラッチ」を使って作成したアイデア作品を披露する、北海道プログラミングコンテスト木古内大会が11日から2日間、木古内町の中央公民館で開かれた。最終選考に選ばれた約30人の小中学生が集い、ゲームやクイズなどクリエイティブな作品を発表した。
道内の大学生や教育関係者で構成する同コンテスト実行委員会が主催。デジタル社会において必要となる「生き抜く力」を育むことや、未来を担う子どもたちの可能性を伸長することを目的としている。昨年の第1回函館大会に続き、第2回は木古内町が主管した。
今回は小学校低学年、高学年、中学生の3部門に約100作品の応募が寄せられた。1次審査を通過した札幌市、函館市、釧路市、小樽市、江別市、栗山町、せたな町の児童生徒が作成した27作品が最終選考に臨んだ。
審査基準は発想力、表現力、技術力を計100点満点で点数化。応募者によるプレゼンテーションや審査員の質問によって順位を決定する。JTBや日本航空㈱などの協賛企業による特別賞も用意した。
参加者はSDGsや北海道の地理に関するクイズを楽しく学ぶゲームのほか、音声や形などを選択し、オリジナルのグラフィック作品を作成できるアプリケーションなどを披露。5分間の規定時間で作成の背景や発想力などをプレゼンテーションした。
初日に行われた小学生部門では、低学年の部で札幌市立北九条小学校の三島晶さん(1年)の「だるまさんがころんだ ビデオモーションセンサー」、高学年の部で函館市立大森浜小学校の三浦彩乃さん(4年)の「誰でもできる!命を助ける行動“はこだて救命・AEDナビ!”」が最優秀賞に決定。
2日目に実施した中学生部門では、札幌日本大学中学校の三島和さん(2年)が最優秀賞に輝いた。三島さんは小学1年生の妹と時間割や授業準備などを家族間で共有できるアプリケーション「かぞくの安心クラウド掲示板」を作成。身近な生活課題を視点とし、小学生でも安全なやりとりが可能となる作品の開発が審査員に評価された。
各部門の最優秀賞受賞者3人にはマウスコンピューターのノートパソコンが贈られた。
小学校高学年の部で最優秀賞となった三浦さんは来年3月に東京都で開かれる全国大会に出場する。
(関係団体 2023-11-20付)
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