札幌国際芸術祭　１２日から開始　小学校１０校で出前授業　ウェブアプリで作品制作

（札幌市 2024-09-12付）

　札幌国際芸術祭（ＳＩＡＦ）は、１２日から市内の小学校１０校で、プログラミングを活用したワークショップ型の出前授業を実施する。「自分だけの木」や「自分だけの雪の結晶」などウェブアプリケーションを活用してオリジナル作品を制作。新陵東小学校など５校では、アーティストが授業を実施する。

　ＳＩＡＦは前年度から「ＳＩＡＦスクール」と題して、アーティストや研究者、教育関係者など幅広い専門家を交えて多様なプログラムを展開してきた。その一環として展開する小・中学校向けの出前授業は、５年度市内の小・中学校１２校で開催。８５３人の児童生徒が参加するなど好評で、子どもや子育てに配慮した活動等を表彰するキッズデザイン賞を受賞した。

　本年度は、夫婦で活動するアートユニット「フジ森」が開発した「自分だけの木」や「自分だけの雪の結晶」をつくるウェブアプリケーションを活用。プログラミングを活用した新しい創作体験や、デジタルによる芸術表現に触れる機会を提供する。

　希望のあった市立小学校１０校のうち、新陵東小、東川下小学校、発寒東小学校、百合が原小学校、厚別西小学校の５校ではアーティストが指導する。

　ワークショップで制作した子どもたちの作品は、後日ウェブサイト上で披露する予定。

　出前授業の実施スケジュールはつぎのとおり（カッコ内は対象学年）。

▽新川小（５年）＝９月１２日

▽新陵東小（６年）＝９月１３日

▽東川下小（６年）＝９月２４日

▽発寒東小（６年）＝９月２７日

▽百合が原小（６年）＝１０月２５日

▽中央小（６年）＝１１月１２日

▽稲穂小（４年）＝１１月２１日

▽厚別西小（６年）＝１１月２２日

▽豊園小（４年）＝１１月２７日

▽新光小（３年）＝１１月２８日

(札幌市 2024-09-12付)