【解説】いじめ事件2年連続減―警察庁
(解説 2016-03-01付)

 全国の警察が昨年一年間に摘発・補導した少年事件のうち、いじめに起因する事件(仕返しを含む)は、前年比六十五件減の二百件と、二年連続で減少したことが警察庁のまとめで分かった。

 昨年一年間、いじめに起因して検挙、補導した少年事件は、いじめの仕返しによる事件六件を含め二百件で、前年より六十五件減少した。

 罪種別では、傷害が七十四件、暴行が五十六件、暴力行為、恐喝がそれぞれ十七件で、これらの犯罪で全体の八割を占めた。インターネットを利用したいじめは十三件で、二十件減少。うち、児童買春・児童ポルノ事件で七件摘発した。

 検挙・補導された小中高生は、いじめの仕返し六人を含め、前年比百二十五人減の三百三十一人(うち女子五十九人)。内訳は、小学生四十八人(同十四人)、中学生二百六人(同三十四人)、高校生七十七人(同十一人)。

 いじめ被害を受けた児童生徒数は、前年より七十人少ない百八十一人。その相談先(複数回答)は保護者が七〇・二%、教師が四四・二%、警察等の相談機関が二五・四%、友人が八・八%など。前年に比べ警察等の相談機関への相談が九・一ポイント増加したが、教師は六・八ポイント減少。「相談しなかった」子どもも一一・六%いた。

 また、校内暴力で前年比二六・八%減の一千百三十一人、教師に対する暴力事件で二五・七%減の五百三十八人の小中高生がそれぞれ検挙・補導された。

 いじめを含め、刑法犯で摘発された少年は三万八千九百二十一人。前年比一九・五%減と十二年連続で減少した。このうち、凶悪犯は五百八十六人で一六・六%減ったものの、殺人、殺人未遂で検挙された少年は六十人と、前年より二〇・〇%、十人増加した。

(解説 2016-03-01付)

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