【解説】武道・ダンス授業への対応(解説 2016-03-02付)
道教委は、「二十七年度中学校における武道・ダンス必修化にかかる対応等」をまとめた。
授業で武道を実施した中学校(複数回答)は、柔道が三百二十五校(六三・五%)、剣道が百四十四校(二八・一%)、相撲が三十四校(六・六%)、その他(空手、合気道)が十二校(二・三%)。複数種目の実施は、柔道と剣道、柔道と相撲、剣道と相撲、相撲と合気道が各一校となっている。
ダンス(複数回答)については、創作ダンスが百三十二校(二五・三%)、フォークダンスが八十八校(一七・二%)、現代的なリズムのダンスが四百二十四校(八二・八%)、その他が二十六校(五・一%)だった。
道教委は、教員向けに柔道の講習会を昨年七・八月、石狩・日高・上川・十勝の各管内で開催。参加人数は、石狩二十二人、日高十六人、上川十三人、十勝十六人の計六十七人だった。
講習会では、中学校柔道授業安全推進委員会での協議内容を踏まえ、骨折や靱帯損傷を未然に防ぐ指導方法、畳やマットなどの用具の安全点検の徹底、事故の分析と再発防止策の徹底、活動前の十分なウォーミングアップについての研修を新たに加えた。
また、十一月に剣道・相撲・ダンスの講習会を十勝で開き、剣道十八人、相撲六人、ダンス十五人の計三十九人が参加した。
道教委の外部指導者派遣事業で派遣した外部指導者の活用状況をみると、柔道では、外部指導者を延べ百四十校に延べ百四十人、外部指導教員を五校に五人それぞれ派遣。剣道は二校に二人、相撲は一校に一人派遣しており、ダンスについては、派遣がなかった。
武道・ダンス授業における事故は二件発生。いずれも、柔道の授業中、自由練習の際に発生した。
(解説 2016-03-02付)
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