小・中学校改築の交付金追加採択―札幌市教委　６月上旬にも工事着手　中央中・本通小・中の島小

（市町村 2016-06-01付）

　札幌市教委は小・中学校の改築工事で交付金が追加採択されたことを踏まえ、保留・中止していた改築工事を再開することとした。対象は中央中学校、本通小学校、中の島小学校の三校。議会承認後に本契約を結び、準備が整い次第工事着手する考えで、早ければ今月上旬を予定している。

　札幌市では、学校施設環境改善交付金が不採択となったことを受け、四月二十日に落札決定し、仮契約となっている本通小と中央中の主体工事については契約を保留としたほか、落札決定前の中の島小の主体工事は、入札を中止していた。

　五月二十七日に道教委から学校施設環境改善交付金の内示を受け、本通小と中央中の主体工事について保留を解いたほか、中の島小の主体工事では入札中止措置を取り消し、仮契約を結んだ。

　三校とも議会案件となるため、三日までの札幌市議会第二回定例会に上程し、議会の承認を得て本契約を結ぶこととなっている。

　現在、工事着手に向けて準備を進めており、早ければ今月上旬にもスタートする予定となっている。工事着手は、当初の予定より若干遅れたものの、新校舎等の供用時期に影響は生じない見込み。

(市町村 2016-06-01付)