胆振局が公立小・中学運研開く　中核教員の資質高めて　講義やグループ協議などで研鑚

（道・道教委 2016-06-09付）

胆振など４管内から５０人が参加

　【室蘭発】胆振教育局は七～八日の二日間、むろらん広域センタービルで公立小・中学校学校運営研修会を開催した＝写真＝。胆振・日高・渡島・桧山管内から約五十人が参加。講義・演習やグループ協議などを通して、学校教育活動推進の中核となる教員としての資質能力の向上を図った。

　新任教務主任のほか、教務・研修を推進する教諭に対し、教育計画の立案・実施、時間割の総合的調整、教科書・教材等の取扱いに関する研修を行い、学校教育活動の中核を担う教員としての資質能力の向上を目的としている。

　当日は、胆振・日高・渡島・桧山管内で、本年度新たに教務・研修に関する業務の推進に当たっている公立小・中学校教諭ら約五十人が出席した。

　初日は、はじめに石川一美教育支援課長が「学校力を高めるための教務主任の在り方」と題して講義。学校教育法施行規則等にふれながら、教務主任の役割や職務の特徴などを説いた上で、「学校力を高めるために教務主任として“何に、どのように取り組むか”を具体的に理解することが大切」などと述べた。

　続いて、室蘭市立海陽小学校の萩原享教頭が「円滑な学校運営を進めるための教務主任の役割と北海道における課題」について講義したほか、兵庫教育大学の日渡円教授が「学校の組織力向上のための」方策と題して講演した。

　二日目は、「適切な教育課程の編成と実施のために」「学校全体で取り組む学習指導の必要性」をテーマに、講義・演習やグループ協議等を実施した。

(道・道教委 2016-06-09付)