士別市29年度当初予算案 児童センター建設着手 教育費は2割増の17億円
(道・道教委 2017-02-20付)

 【旭川発】士別市は十五日、二十九年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比八・二%減の百七十四億二千三百五十一万円。うち、教育費は二〇・一%増の十七億六千二十七万円を計上した。

 教育費の増額は、日向スキー場のリフト建設やスポーツ合宿環境の整備、市民文化センターの冷暖房設備の整備のなどの増額が要因。

 新規事業では、北地区子どもセンター整備に五千八百四十五万円を充て、放課後等デイザービスや障がい児相談支援の機能を併設した児童センターの次年度建設を目指す。

 このほか主な事業として、二千百六十万円を分配し、特別支援教育支援員を三人増の十八人とする。

 さらに、三百八十一万円を充て、地場産物を使ったふるさと給食の回数を増やし年間八回実施する。

 主な教育関係事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。

▽高齢者大学推進=一、八〇〇

▽北地区子どもセンター整備(新規)=五、八四五―ほくと児童館の老朽化に対応し、放課後等デイザービスや障がい児相談支援の機能を併設した児童センターを建設する。工事規模は木造平屋一、〇〇〇平方㍍(工事年度は二十九~三十年度)

▽乳幼児等医療費給付=五、四八九

▽子どもの権利推進=七七

▽子ども議会開催=二一

▽地域資源を活用した学校教育の推進=三七五―小学三~六年生を対象に農業学習を実施する。また、士別小と士別南小の敷地内に農業学習用の畑を整備する

▽日中一時支援事業=八三〇―障がいのある児童の放課後や夏休み等における安全安心な居場所として士別小において日中一時支援を実施

▽子ども夢トーク推進=四―中士別小、多寄小、士別西小、士別中で実施

▽重症心身障がい児等通園送迎(拡大)=八七―送迎期間は四~一一月

▽要保護児童対策=六六四

▽ひとり親家庭等児童入学資金支給=二二二

▽特別支援教育就学(拡大)=二、一六〇―特別支援教育支援員三人増員

▽不登校・いじめ問題等対策=五四五

▽学習振興事業=一、八八四―教材費やクラブ活動経費、次期学習指導要領に対応した教材等の充実

▽情報処理教育推進=三、五〇九―小・中学校パソコン整備、実物投影機二十五台

▽学校図書館・少額理科設備整備=八一七

▽小・中学生体育・教育施設無料化=四四

▽ふるさと給食事業(拡大)=三八一―年間八回実施

▽子どもの学習・生活習慣定着推進=七三

▽学校支援地域本部事業=二八五

▽児童・生徒大会参加交通費助成=二五〇

▽遠距離通学助成=二、六一三

▽中士別小閉校記念事業(新規)=二六一―二十九年度で閉校する中士別小の閉校記念式典を挙行

▽小学校整備=五、三〇三―温根別小屋体改修や校舎外壁塗装と屋上防水改修など、士別小職員室等電話機取替、LTEモバイル通信導入(上士別小・中、多寄小・中、温根別小)

▽朝日中改修(新規)=三五二―改修等に向けた耐力度調査

▽中学校整備=四、八四六―多寄中校舎・屋体防水改修、士別中屋体吊り天井撤去に関する調査

▽学校給食センター整備=四、九三二―温水ボイラー、蒸気ボイラー更新など

▽高校バス通学補助=一五四

▽東高校教育振興=四二六

▽奨学資金貸付=六六〇

▽図書館図書・資料整備=九七二

▽青年女性学習機会推進(新規)=一七―青年女性層への学習機会を提供し、青年女性層の積極的な社会参画およびネットワーク化を推進する

▽博物館特別展示活動=一八〇

▽博物館・公会堂展示館整備=三二八

▽子ども芸術劇場=三四二

▽市民文化センター施設環境整備=一一、四九九―冷房設備更新など

▽生涯学習情報センター整備=三八三

▽合宿の聖地創造=一五、二七〇―台湾とのスポーツ・文化・教育交流、スポーツ合宿受入環境整備、スポーツ合宿推進

▽みよし市子ども交流事業=二二三

▽市民スポーツ振興=二、八六六―各種大会の開催や支援、市体育協会の運営補助、次期市スポーツ推進計画の策定

▽体育施設整備=四〇五

▽日向スキー場整備=三三、五八五―第一リフト建設など

▽あさひスキー場整備=三四〇

▽朝日プール整備=九一一

▽朝日クロスカントリースキーコース整備(新規)=一六五―スキーコース補修

(道・道教委 2017-02-20付)

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