【解説】第60回こどもの読書週間(解説 2018-04-20付)
読書推進運動協議会(=読推協)主催の第六十回「こどもの読書週間」が、二十三日から五月十二日まで行われる。ことしの標語は「はじまるよ!本のカーニバル」。期間中は、子どもの読書研究会など様々な催しが予定されている。
こどもの読書週間は、子どもたちによい本やよい雑誌に親しむことを勧め、読書の楽しみや喜びを知らせるほか、正しい読書の習慣を身に付けさせることが目的。保護者にとっては、「子どもの読書がいかに大切なことか」「よい本や雑誌を与えるためにはどういう努力をしたらよいか」の二点を考える機会としている。
また、読推協では家庭における読書環境の整備として、①幼児には父母が本を読んで聞かせてあげる②子どもたちの身近にいつも本を置くことを考え、毎日短い時間でも本を読むことを勧め、本を読むのを聞いてあげる③そして大切なことは、父母自らが読書する姿を、子どもたちの眼にふれさせる―の三点を重点と位置付けている。この三点に取り組むことで、本を中心とした話題が生まれ、親子の対話に発展すると考えている。
昭和三十四年からこどもの読書週間が実施されており、当初は五月一~十四日(こどもの日を含む二週間)を期間に設定。平成十二年の「子ども読書年」を機に、現在の四月二十三日~五月十二日の約三週間に期間を延長した。
また、十三年十二月に公布・施行された「子ども読書活動推進法」によって、四月二十三日が「子ども読書の日」となったことで、こどもの読書週間は毎年、全国各地で大きな盛り上がりをみせている。
期間中は、読推協や地域の公共図書館、学校図書館などにおいて、「子どもの読書研究会」「子ども読書のつどい」など、様々な催しが予定されている。
(解説 2018-04-20付)
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