【解説】大卒者就職内定率92・3%(解説 2020-03-30付)
文部科学省・厚生労働省は、今春大学等卒業者の就職内定状況調査結果(2月1日現在)をまとめた。大学就職内定率は、前年同期を0・4ポイント上回る92・3%。調査開始以来、同時期で過去最高となった。
設置者や地域などを考慮し、全国の国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校(専門課程)20校の計112校を抽出。6250人を対象に調査した。
調査結果をみると、大学の就職内定率は前年同期比0・4ポイント増の92・3%となり、調査開始以来、同時期で過去最高を記録。うち、国公立大学の就職内定率は2・0ポイント増の93・5%、私立大学は0・2ポイント減の91・9%だった。
短期大学は、1・7ポイント増の89・3%。高等専門学校および専修学校(専門課程)は、それぞれ1・2ポイント増の100%、0・2ポイント減の86・9%となった。
卒業予定者全体に占める就職内定者の割合(大学のみ)は72・7%。
男女別の結果をみると、男子大学生の就職内定率は、0・4ポイント減の91・0%、女子は、1・2ポイント増の93・8%。国公立大学では、男子が91・7%、女子が95・4%、私立大学では、男子が90・8%、女子が93・3%となった。
文理系別(大学のみ)では、文系が0・5ポイント増の92・2%、理系が0・1ポイント減の93・0%。
地域別(大学のみ)では、関東地区が0・3ポイント増の94・0%で最も高い。北海道・東北地区は、4・1ポイント増の92・6%で、6地区中3番目だった。
文科省・厚労省は「引き続き、関係府省と連携し、新卒者等の雇用に関する施策の促進に努める」としている。
(解説 2020-03-30付)
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