【解説】道内人口 22年連続の減
(解説 2020-08-20付)

総務省は、住民基本台帳(令和2年1月1日現在)に基づく人口動態調査の結果をまとめた。本道の人口は総計で、前年比3万6651人減の526万7762人。22年連続で減少した。

 全国の日本人住民は、前年比50万5046人減の1億2427万1318人となり、11年連続で減少。現行調査開始(昭和43年)以降、最大の減少数となった。

 出生者数は86万6908人で、調査開始以降最少。一方、死亡者数は最多の137万8906人となった。自然増減数(出生者数マイナス死亡者数)は、51万1998人減と、減少数が拡大している。

 年齢階級別では、総人口に占める15歳未満の年少人口の割合は12・30%と、調査開始(平成6年)以降、毎年減少。65歳以上の老年人口は28・41%と毎年増加し続け、年少人口の2倍以上となり、少子高齢化が加速している。

 外国人住民を除いた道内の人口は、前年比4万2286人減の522万6066人。うち、出生者数3万1028人に対し、死亡者数は6万5407人となり、死者数が出生者数を上回る自然減は3万4379人で全国最多。

 道内の総人口に占める年齢の階級別割合は、年少人口は10・91%の57万0194人に対し、老年人口は31・66%の165万4626人。

 全国の市で人口が最も少なかったのは、歌志内市で3124人。年少人口割合は4・93%を占めており、人口2万人未満の全国25市中で最小となった。夕張市が7716人で続き、15~64歳未満の生産年齢人口は42・63%と最も低い。

 外国人住民の人口は全国で7・48%増で286万6715人となり、6年連続で増加傾向。道内でも前年比15・63%増の4万1696人となった。

(解説 2020-08-20付)

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