道労働局　１０月末新規高卒者求職　内定率大幅低下４５・９％　コロナ影響で厳しい状況に

（国 2020-12-08付）

新規高校卒業者の職業紹介状況の推移（クリックすると拡大表示されます）

　道労働局は、令和３年３月新規高校卒業者の職業紹介状況（１０月末現在）をまとめた。求職者数は前年同月に比べ１０・６％減の６５０９人、道内求人数は１６・８％減の１万５１１１人で、道内求人倍率は０・１７ポイント低い２・３２倍。就職内定率は２４・４ポイント低下し４５・９％だった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、昨年より１ヵ月遅く採用選考・内定が開始となった中、厳しい状況がみられる。

　調査結果について、道労働局は３年３月新規高校卒業者にかかる選考開始・採用内定開始期日が９　道労働局は、令和３年３月新規高校卒業者の職業紹介状況（１０月末現在）をまとめた。求職者数は前年同月に比べ１０・６％減の６５０９人、道内求人数は１６・８％減の１万５１１１人で、道内求人倍率は０・１７ポイント低い２・３２倍。就職内定率は２４・４ポイント低下し４５・９％だった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、昨年より１ヵ月遅く採用選考・内定が開始となった中、厳しい状況がみられる。

月１６日から１０月１６日に変更となったため、前年度との単純比較は難しいとしている。

　求職者数は前年同月に比べ１０・６％減の６５０９人。男女別では、男子が７・１％減の３５８１人、女子が１４・５％減の２９２８人。

　道内求人数は、１６・８％減の１万５１１１人。地域別では、紋別が６・３％と上回った。一方、札幌圏が１７・０％減、旭川が２１・２％減、千歳が３２・６％減など、全道２０地域中１９地域で下回った。

　産業別では、建設業が１・６％増と前年同月を唯一上回った。それ以外の産業は宿泊業・飲食サービス業が４９・６％減、生活関連サービス業・娯楽業が４３・９％減、情報通信業が３６・８％減、製造業が２４・４％減など、大幅な減少傾向がみられた。

　道内求人倍率は０・１７ポイント低下し２・３２倍。

　道内内定者数は、４１・６％減の２９８６人。男女別では、男子が３８・９％減の１７３４人、女子が４５・１％減の１２５２人となった。

　地域別では、札幌圏が３９・６％減、函館が４５・５％減の２４２人など、全道２０地域すべてで下回った。

　１０月１６日から採用選考・内定が始まっているが、就職内定率は２４・４ポイント低下し４５・９％。未内定者数は６３・０％増の３５２３人。うち、道内の就職を希望している生徒は３３４１人（男子１７２０人、女子１６２１人）で、未内定者の９４・８％（男子９３・１％、女子９６・７％）を占めた。

(国 2020-12-08付)