今金中 働き方改革実施計画 行事等を精選・見直し 業務効率化へICT研修会も(道・道教委 2021-07-09付)
【函館発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた今金町立今金中学校(酒井豊志校長)は、実施計画をまとめた。推進地域における取組として、町教委の支援のもと、学校行事や調査業務の精選・見直しを推進。学校独自の取組では、業務効率化を目的としたICTの活用に関する研修会を実施。研修会の満足度80%以上を目指す。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆推進地域の取組
【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】
▼具体的な取組
①学校行事の精選・見直しの推進
②調査業務の精選・見直しの推進
▼到達目標
①全町立学校における学校行事の精選・見直しの実施
②町教委実施の調査件数の5%以上の削減
【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】
▼具体的な取組
①部活動休養日等の完全実施
②長期休業期間中における「学校閉庁日」の設定
▼到達目標
①実施している学校の割合100%
②適切に実施している学校の割合100%
【成果の把握、検証および各種研修会での普及】
▼具体的な取組
①出退勤管理システムによる在校等時間の推移の把握
②教職員へのアンケート等の実施
▼到達目標
在校等時間の推移およびアンケート結果を分析し、成果を発信する。
【教育職員の勤務実態にかかる公表等理解促進】
▼具体的な取組
▽学校運営協議会等での公表・説明の検討協議
▼到達目標
▽学校運営協議会等における地域関係者への公表・説明
◆目指す学校の姿
▼目標
教員一人ひとりがワークライフバランスを意識し、誇りとやりがいをもって働くことができ、教員が自らを磨きながら、子どもたちと十分に向き合うことができる環境によって、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校。
◆推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽印刷作業などの効率化
学年・分掌の依頼事項を整理し、具体的に依頼する。
▽チラシ配布の効率化
配布物関係を、学級ごとの棚に仕分けをし、効率的に配布する準備をする。
▽採点方法の工夫
明確な採点項目基準に沿った採点作業を行う。
▽教頭業務の見直し
本来教頭業務ではない業務の明確化を図り、サポート業務を行う。
▽アンケート集計作業の工夫
学校評価等のアンケート結果集計した資料づくりを行う。
▽会計業務の工夫
会計業務作業を補助する。
▽学校行事の準備・運営の見直し
学校行事にかかる渉外関係の業務を補助する。
▼到達目標
▽タイムカードでの時間外勤務時間を20%短縮
▽点検作業の効率化を図り、会計業務の点検作業20%削減を図る
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムによる記録
▼到達目標
▽1ヵ月の時間外勤務時間を45時間以内とする。記録の分析と校内での情報共有
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽業務効率化を目的としたICTの活用に関する研修会の実施
▼到達目標
▽各研修会のアンケートによる満足度80%以上、教職員アンケート結果の分析
◆推進校の選択取組
【教諭等および事務職員の標準職務の明確化】
▼具体的な取組
▽事務職員の主体的な学校運営への参画
▼到達目標
▽教頭が担当する調査業務のうちより事務職員の専門性を生かせる業務の洗い出しと移行
【若手教員への支援】
▼具体的な取組
▽優れた教材や指導案等の蓄積を共有した支援
▼到達目標
▽メンター制度の活用と他校教員との積極的な交流の促進
【部活動休養日等の完全実施】
▼具体的な取組
▽部活動休養日=平日1日、週末1日以上
▽部活動の活動時間=平日2時間、休業日3時間
▼到達目標
▽部活動休養日週2日以上、長期休業期間中の部活動休養日の設定
(道・道教委 2021-07-09付)
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