道教委　特別支援学校ＩＣＴ　活用検討チーム新設　１０月から事業　専門性向上

（道・道教委 2021-09-21付）

　道教委は、特別支援学校におけるＩＣＴ活用の課題解決や方向性を検討するため、特別支援教育ＩＣＴ活用検討チームを新設する。障がいや発達の状態に応じたＩＣＴ活用や授業改善などを検討。１０月から特別支援教育ＩＣＴ教育推進セミナーを開催し、中心的役割を果たす教員の専門性向上を図っていく。

　検討チームは、ＩＣＴ活用を検討し、特別支援教育の担当者の専門性向上を図ることを目的に設置。ＩＣＴ活用の中心的な役割を果たしている教員などで構成し、課題解決や方向性を検討する。

　チームの主な検討内容は、①障がいの状態や発達の状態などに応じたＩＣＴ活用の在り方②１人１台端末の活用による授業改善③社会自立に向けたＩＣＴ教育の在り方④クラウド活用による教育の効率化⑤特別支援教育におけるＩＣＴ関連事業―など。特別支援学校の教諭、道立特別支援教育センター所員、特別支援教育課職員などを構成員とする。

　各学校で中心的な役割を果たす教員の専門性向上に向け、特別支援教育ＩＣＴ教育推進セミナーを年度内に数回開催する予定。

　第１回セミナーは１０月に予定しており、ICT活用に関する研修や研修計画について協議。第２回セミナーでiPadを活用した学校の事例を交流、第３回セミナーでクラウド活用に関する研修・協議を実施する予定。

　取組の成果を特別支援学校教育課程研究協議会などで共有するほか、道立特別支援教育センターのホームページやＩＣＴ活用ポータルサイトで公表。小・中学校にも成果を普及させる。

(道・道教委 2021-09-21付)