シーニックバイウェイ題材に授業 地域の魅力見つけたよ 網走東小 景観など発表(関係団体 2021-10-13付)
新保理事長が児童の発表について講評
【網走発】網走市立東小学校(大西篤校長)で8日、シーニックバイウェイを題材にした授業が行われた。開発局網走開発建設部(網走開建)、道開発技術センターが進める「オホーツクみち学習」の一環。5・6年生21人が参加し、道路を通して発見した市の優れた景観や見どころを発表した。講師を務めた特定非営利活動法人ほっかいどう学推進フォーラムの新保元康理事長は「網走の魅力をたくさん知ることができた」と話した。
道開発技術センターは、網走開建が発注した道路景観改善の検討業務を受託。その一環として、道路や景観に関するオホーツクみち学習を推進している。
令和2年度から、管内の教員7人で構成する「オホーツクみち学習プロジェクト」を組織。学校教育での推進に向け、学習内容の検討を進めている。
シーニックバイウェイは、道をきっかけに地域住民と行政が連携し、景観をはじめとした地域資源の保全・改善を図る取組。道内各地で、美しい景観、魅力ある観光空間、活力ある地域づくりが進められている。
講師は、札幌市の小学校長時代から道路に関する学習などを推進している新保理事長が担当。新保理事長によると「シーニックバイウェイを題材とした授業は道内で初めて」という。
東小では、5・6年生の総合的な学習の時間に位置付け、東優佑教諭と渡場陸教諭が指導。市の魅力を伝える「“東小シーニックバイウェイ”をつくろう」をテーマに、1人1台端末を活用して活動を展開した。
本時までに児童たちは、網走開建や道開発技術センターの担当者らが作成した学校周辺の地図に、撮影した景観写真や紹介コメントを加え、各グループで発表資料を完成させた。
8日は、各グループのシーニックバイウェイの発表会を実施。新保理事長のほか、網走開建から道路計画課の玉田隆志特定道路事業対策官と小池直幸道路調査官、道開発技術センターから調査研究部の檜澤肇次長、森希美研究員が来校し発表を見守った。
児童たちは、「藻琴湖が魅力。太陽で水面がキラキラ輝いてきれいだから」「道路から畑、山、川、海などの自然が見られる」など、道路を通して発見した市の魅力を伝えた。
新保理事長は、児童が撮影した写真を絶賛し、「畑や牧場などが豊かな景色は、皆さんには当たり前でも他所から来た人には驚きがある。網走の魅力をたくさん知ることができた」と話した。
(関係団体 2021-10-13付)
その他の記事( 関係団体)
第72回全国高校定通制教育振興会大会 連携し教育の質保証を 270人参加 講演や大会宣言等
第72回全国高校定時制通信制教育振興会大会・研究協議会北海道苫小牧大会が21日、苫小牧工業高校を配信会場にオンラインで開催された。大会テーマ「イランカラプテ~北海道とまこまい発“定通教育の...(2021-10-25) 全て読む
オホーツク管内校長会 経営研等開く 自校等の立ち位置確認を 片桐会長 足並みそろえ対応
【網走発】オホーツク管内校長会(片桐聡会長)は14日、北見市民会館でオホーツク地区教育経営研究会兼第2回市町村校長会長連絡協議会を開いた。管内校長会事務局担当者や18市町村の校長会長など約...(2021-10-20) 全て読む
道国語教育連盟 上川・旭川大会 “言葉の力”を焦点化
【旭川発】道国語教育連盟(大田利幸委員長)は8日、第76回道国語教育研究大会上川・旭川大会をオンライン開催した。全道各地や道外の教職員、大学生など約220人が参加。研究主題「言語活動を通し...(2021-10-15) 全て読む
道小・道中・石狩小中校長会が経営研 働き方改革へ情報共有 中学校35人学級早期実現を
道小学校長会(吉田信興会長)、道中学校長会(三浦利章会長)、石狩管内小中学校長会(鹿野秀一会長)は5日、石狩地区教育経営研究会をオンライン開催した。全国・全道の教育情勢を確認し、質疑応答。...(2021-10-14) 全て読む
指導・評価 一体化へ研鑚 道技術・家庭科教育研究札幌大会
全日本中学校技術・家庭科研究会(=全日中技・家研、平松功治会長)、北海道技術・家庭科教育研究会(=道技家研、丹羽俊会長)の共催。 冒頭、道技家研の丹羽会長に代わり、目黒克彦副会長があい...(2021-10-14) 全て読む
第73回全国造形教育研究大会北海道大会第70回全道造形教育研究大会札幌大会分科会概要③小学校 “いい”を育む手立て追究 栄西小 箱のぞき光を鑑賞
【研究概要】 ▼研究テーマ=「もっと=」が生まれる、「いい=」を育む「差しこんだ光から」(立体に表す) 穴を開けた箱に差し込む光の様子から、光と材料、光と形や色の組み合わせから表した...(2021-10-13) 全て読む
問い重ね気づき明確化 附属函館小1年生活科
第30回道生活科・総合的な学習教育研究大会函館大会では、大会参加申込者に限定し、道教育大学附属函館小学校の嶋田陽介教諭と石崎寿和教諭による1年生活科と函館市立弥生小学校の鈴木奈緒美教諭によ...(2021-10-12) 全て読む
熊谷会長 真摯に確かな実践を 道生総連が教育研究函館大会
【函館発】道生活科・総合的な学習教育連盟(=道生総連、熊谷雅史会長)は1日、第30回道生活科・総合的な学習教育研究大会函館大会をオンラインで開催した。研究主題「自ら学びの世界を拡げ よりよ...(2021-10-12) 全て読む
都道府県都市教育センター所長協 スマート農業で講演 食育・環境 技術 家庭で実践発表
都道府県指定都市教育センター所長協議会、食育・環境教育・技術・家庭科分科会、研究協議会・研究発表会が9月30日、オンラインで開かれた。北海道大学大学院農学研究院副研究院長の野口伸教授が「こ...(2021-10-11) 全て読む
ほっかいどう学推進フォーラム 11月13日シンポジウム 子に何を伝えていくか
特定非営利活動法人ほっかいどう学推進フォーラム(新保元康理事長)は、11月13日午後1時30分から、札幌ビューホテル大通公園で、第3回シンポジウム「令和の北海道を創る知恵とは―未来を担う子...(2021-10-11) 全て読む