【解説】新規学卒者の初任給(解説 2022-08-23付)
道内の4年3月新規学卒者の初任給は、大卒の平均が21万4千円、短大卒が18万8千円、高卒が17万4千円だった。全国はそれぞれ22万2千円、19万7千円、18万円で、いずれも全国を下回っている。
道労働局の調査によるもの。4年3月1日から5月31日までの雇用保険被保険者資格取得データから集計した。
それによると、道内の会社規模別の初任給は、大卒は1~4人が19万7千円で最も低く、500~999人の21万8千円までは規模が大きくなるごとに初任給も上がっているが、1000人以上は21万6千円と若干落ち込んでいる。
短大卒は1~4人が17万1千円、5~29人が18万4千円、30~99人が19万円、100~299人が18万8千円、300~499人が19万3千円、500~999人が18万9千円、1000人以上が19万2千円。
高卒は、1~4人が17万2千円、5~29人と30~99人が17万6千円、100~299人が17万1千円、300~499人が17万8千円、500~999人が17万3千円、1000人以上が17万2千円となっている。
産業別では、大卒で最も高いのは生活関連・娯楽業で22万7千円、次いで医療・福祉が22万5千円、建設業が22万2千円。最も低いのは公務・その他の17万4千円(対象者10人未満)。次いで少ないのは運輸業の19万5千円で、その他は全て20万円を超えている。
短大で最も高いのは不動産業の20万円で、最も低いのは金融・保険業の17万6千円。
高校で最も高いのは鉱業の21万8千円(対象者10人未満)。次いで農林漁業と建設業が共に18万4千円。最も低いのは複合サービス業の15万9千円で、唯一16万円未満。次いで金融・保険業が16万円となっている。
(解説 2022-08-23付)
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