高校生74人が寒空の下で奮闘 真心込めて雪像づくり 雪まつりで高校総体PR!(道・道教委 2023-02-03付)
寒空の下、雪像づくりに精を出す生徒たち
3年ぶりとなるさっぽろ雪まつり(4~11日)を前に、5年度全国高校総体をPRする雪像づくりが高校生たちの手で進められている。道内各地の高校10校から延べ74人の生徒が参加し寒空の下で交代で作業。長方形だった雪の塊が徐々に道高校生活動のイメージキャラクター「ピリカ」の姿へと近づいている。
作業は1月26日から開始。長方形の雪の塊にイラストの下書きを貼り、カラースプレーで線を入れる「スミ出し」の作業を皮切りに、スコップで雪を掘り出して排雪する「粗削り」を実施した。生徒たちは雪像づくりの指導員から作業手順について説明を受けたあと、ヘルメットやゴム手袋を装備し、安全に配慮しながら慎重に作業に取り組んだ。
28日から細部の加工・彫刻に着手。のみを使って丁寧にキャラクターを形作った。はじめは作業に戸惑っていた生徒も徐々に慣れ、中には休憩時間も忘れて夢中に作業する生徒も。寒空の下でも笑顔を忘れず、和気あいあいの様子で楽しみながら作業に取り組んだ。
2月1日から全体の総仕上げとなる「雪貼り」やシンボルマークの加工を行った。視察に訪れた道教委の倉本博史教育長が生徒たちに熱々の肉まんやあんまんを差し入れ。倉本教育長は「多くの人たちが来てもらうこの機会に北海道のインターハイをPRしてほしい。皆さんの思いはきっと多くの人たちへ伝わり、大変盛り上がる大会につながると思う。作業や体調に気を付けながら頑張って」と激励した。
道高校生活動実行委員会の委員長を務める道科学大学高校の畠山真乃介さんは「繊細な作業だがとても楽しい。完成が近づくのが楽しみです」と笑顔を見せた。
雪像の展示場所は大通西5丁目の道新雪の広場ステージ。PRブースに各競技や会場地市町の紹介パネルを展示するほか、高校生による広報活動も実施。4、5、6、11日にインターハイの紹介や競技紹介を行うイベントを開催する。
(道・道教委 2023-02-03付)
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