障害者の生涯学習支援大臣表彰　道内から２団体が受賞　文科省　表彰式は１２月１２日

（国 2023-11-07付）

　文部科学省は、５年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰の受賞者を決定した。道内からは、音訳グループ旭川本の会と新ひだか町ライディングヒルズ静内の２団体が受賞。表彰式は１２月１２日午後１時から東京都内の文科省東館で行われる。

　本年度受賞者は、功労者表彰４５件（個人７件、団体３８件）、奨励活動表彰６件。うち道内からは、音訳グループ旭川本の会と新ひだか町ライディングヒルズ静内の２団体が功労者表彰に選ばれた。

　音訳グループ旭川本の会は、約４０年前から旭川市中央図書館と協力して、視覚障がい者など、図書館の活字資料の利用が困難な人を対象にその利用の便宜を図る活動を展開。これまでに２６００以上の録音図書を製作し、それら全てを図書館の蔵書としてきた。

　また、利用者の要望に応え対面音訳（朗読）を随時実施するなど、早くから読書バリアフリーの推進に取り組んでいる。

　新ひだか町ライディングヒルズ静内は、日本有数の馬産地である特性を生かし、長年にわたり、町内にある特別支援学校や障がい福祉サービス事業所等と連携し、障がい者乗馬支援に取り組んでいる。

　また、年に１度「障がい者乗馬大会」を実施し、日頃の乗馬の成果を発表する機会を提供。障がい福祉サービス事業所の職員などを対象に、ウマの横で騎乗者への適切な介助や支援について学ぶ講習会も行っている。

(国 2023-11-07付)