【解説】高校生の7割が希望職あり(解説 2023-11-09付)
道私立専修学校各種学校連合会(北専各連)の高校生アンケート調査によると、高校生の72・6%が将来なりたい職業があると回答した一方、なりたい職業がない理由として43・7%が「もっと先になって考えたい」と回答していることが分かった。
北専各連の「高校内キャリア教育プログラム」を4年度に受講した高校生1257人を対象に調査。
希望する仕事(職種)の決定時期は「中学生」が37・9%と最も高く「高校1年生」が30・0%、「高校2年生」が18・1%と続く。
職業決定のポイント(複数回答)は「やりがい」が20・4%、「夢」が17・7%、「仕事の楽しさ」が17・5%、「安定性」が11・5%など。
希望する職種(複数回答)は「公務員」が7・4%と最も高く「CGデザイナー、ゲーム・ウェブクリエイター」「美容師」がいずれも4・8%、「保育士・幼稚園教諭」が4・4%と続く。このほか、看護師、調理師、ブライダルなど幅広い分野の職種に興味を抱いていることが分かった。
全体の66・1%がなりたい職業に就くために進学することを検討。進学先を選ぶポイントは「学費」が20・1%、「資格取得実績」が18・8%、「就職実績」が18・2%と現実主義的な傾向も強くみられた。
高校内キャリア教育プログラムは①専門学校の特徴や進学資金などを説明する専門学校講話②特定の職業等の仕事内容や魅力を説明する職業・職種講話③専門学校で実施している授業を行う体験型授業④体育館などで専門学校が個別ブースを設け説明する校内進学相談会―の4つで構成。
4年度調査では受講者の86・9%が「参考になった」、95・0%が「後輩にも実施した方が良い」と回答した。受付は随時行っており、活用を呼びかけている。
(解説 2023-11-09付)
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