【解説】インフル 道内で流行入り
(解説 2024-11-26付)

 道は22日、道内の医療機関によるインフルエンザの報告数が1・00を上回り、全道における流行シーズンに入ったことを発表した。今後さらにインフルエンザ患者報告数の増加が見込まれることから、手洗い、咳エチケット、適度な湿度の保持、小まめな換気など感染予防策の徹底に努めるよう呼びかけている。

 インフルエンザの主な症状としては、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの急速な症状の発生が挙げられ、子どもはまれにけいれん、意識障害、異常行動などの急性脳症を伴い、重症化するケースもある。

 文部科学省は、インフルエンザによる出席停止期間を「発症日を0日目として5日間経過、かつ解熱したあと2日間の経過」として規定しており、最低で5日間が出席停止期間となる。発症日は病院の受診日ではなく発熱、頭痛、咳、くしゃみ、寒けなどの発症日。

 道の発表によると、11~17日の1週間において道内223の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は286人となり、前週と比べ136人の増加となった。

 医療機関定点当たりの報告数は1・28。地域別にみると静内保健所管内が13・67と最も高く、保健所管内の注意報レベルとなる10・0を上回った。つぎに富良野保健所管内が8・00人、深川保健所管内が3・67人などと続いた。

 国立感染症研究所の発表では、本年度の道内児童生徒のインフルエンザ罹患は9月から始まり、11~17日における欠席者数は5人.

 道教委によると11~17日にかけてインフルエンザで臨時休校等の措置を講じた幼稚園・学校数は前週比3校増の4校で、内訳は幼稚園で休校1園、小学校で学級閉鎖1校と休校1校、中学校で学年閉鎖1校となっている。

(解説 2024-11-26付)

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