帯広市教頭会　４年度研究大会　グランドデザイン　校長目線で作成　市教育研究所・小林所長が講話等

（関係団体 2022-11-25付）

　【帯広発】帯広市教頭会は１１月上旬、市役所で４年度研究大会を開いた。講話では帯広市教育研究所の小林撤哉所長が講師を務め、校長視点でグランドデザインを作成する演習を実施。参加者は各校のグランドデザインを参照しながら工夫点を話し合った。

　全国・全道教頭会と共通の研究課題の研究を進めるとともに、教頭としての職務能力を高め、帯広市の教育の発展・充実に資することが目的。本年度の研究テーマは「家庭・地域社会・関係諸機関との連携における教頭の関わり～多様な人々とつながりを保ちながら、学び育つ子どもを育成するために」と設定している。

　開会に当たり、武田真会長があいさつ。小中一貫教育、エリアファミリーなどの視点から教頭の果たす役割や汎用性に関して研究を進めてきたことに触れ「研究内容をさらに深化していきたい」と話した。

　続いて、市教育研究所の小林所長が「教頭の役割と今後のビジョン」と題して講演した。

　小林所長は自らの経験を踏まえ、教頭としての視点に①校長の考えを浸透させる②職員室の担任として③教育委員会の活用―の３点を挙げた。指導は主幹教諭や主任と共に職員室外で行い、事務職員や特別支援員等との関係性を築くなど、職員室の雰囲気づくりが重要となることを伝えた。

　また、配布資料のたたき台をもとに「自分が校長としてグランドデザインをどのように作成するか」とし、グループに分かれて演習。参加者間で「義務教育９年間を見据えた目標を入れる」「具体性のある内容」「図を分かりやすくする」など、持参した自校のグランドデザインを参照しながら工夫点を話し合った。

　講話後、教育課程、子どもの発達など５部会の本年度研究に関して協議した。

(関係団体 2022-11-25付)