【解説】日本財団 若者の政治関心調査
(解説 2024-10-08付)

 日本財団は18歳意識調査「総裁選・政治関心」の調査結果を公表した。今後の政治に注力してほしいテーマは「少子化・子育て支援」が38・2%と最も多く、つぎに「経済・景気対策」、女性は「働き方改革」「ジェンダー平等・性の多様性」を求める声が多いことが分かった。

 9月の自民党総裁選の実施に関しては全体の80・4%、立憲民主党代表選の実施については、61・3%が「知っていた」と回答した。

 総裁交代による自民党の変化に関して「良い変化があると思う」と回答した割合は31・3%、「変化はないと思う」が33・0%、「悪い変化があると思う」が10・2%。

 関心があると回答したテーマは「増税ゼロ」が55・8%、「女性天皇・女系天皇の容認」が51・7%、「選択的夫婦別姓」が49・3%と多く、女性天皇や選択的夫婦別姓に関しては女性の関心が高い。

 衆議院解散・総選挙が実施された場合の投票意向について、50・4%が「行くと思う」と回答した一方、17・3%が「行かないと思う」、25・3%が「分からない」と回答した。

 新総理大臣に期待するものは「一般市民の生活への理解」が29・9%、「日本を良くする信念」が27・6%、「クリーンさ(不正や不透明さがない)」が27・4%。

 注力してほしいテーマは「少子化・子育て支援」が38・2%、「経済・景気対策」が34・0%、「教育」が24・3%の順に多い。

 被選挙権年齢の引き下げに関心を有する若者は42・2%。「関心がない」が39・7%とほぼ半々。

 政治に関する自分の意見をSNSで発信することに関しては28・6%が「好ましい」と回答した一方、44・0%が「好ましくない」と回答している。

(解説 2024-10-08付)

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