【解説】需要高まる半導体人材(解説 2023-11-30付)
道は6年度からスタートする北海道半導体関連産業振興ビジョン骨子案をまとめ、27日の道議会経済委員会で報告した。「半導体人材の安定供給」を方向性の一つに位置付け、大学・高等専門学校と連携し教育内容の充実に取り組むとともに、即戦力人材の育成や国内外から人材を誘致する方針を示した。
道はラピダス社の立地を契機に半導体の製造(半導体関連産業)、研究(研究開発拠点)、人材育成(大学・高専など)が一体となった複合拠点の実現を計画。同ビジョンはその指針となるもので、計画期間は6~15年度の10年間。当初の5年間を重点期間とする。
半導体産業をはじめとするデジタルインフラを核として、本道に優位性のある農林水産業や観光業をはじめ、運輸業、物流業などにおけるスマート化を図るとともに、投資、雇用、関係人口の拡大などに積極的に取り組むことで本道経済の活性化を図る。
主な方針は①半導体関連産業の集積②イノベーションの創出③人材の安定供給④地域経済の活性化―の4点。半導体に特化した人材育成が不十分な現状にあることから、道内の大学・高専等と連携して半導体分野の認知度向上、教育内容の充実を図る。
さらに、国内外から高度な知識・技術を有する人材を誘致する方針を示した。
(解説 2023-11-30付)
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