【解説】体力・運動能力調査の結果
(解説 2017-10-12付)

 スポーツ庁は八日、二十八年度体力・運動能力調査の結果を発表した。

 国民の体力・運動能力の現状を明らかにすることなどを目的に実施したもの。

 調査結果をみると、全体的な傾向として、六歳から加齢に伴い体力水準が向上し、男子は十七歳ころ、女子は十四歳ころに、ピークに達する。男女とも、二十歳以降は加齢に伴い、体力水準が緩やかに低下する。

 直近十九年間の新体力テスト合計点の推移は、青少年(六~十九歳)が、ほとんどの年代で緩やかな向上傾向。しかし、体力水準が高かった昭和六十年ころと比べると、中学生男子と高校生男子の五十㍍走を除き、依然低い水準にある。

 成年(二十~六十四歳)は、男子が三十歳代後半~四十歳代前半で低下傾向だが、それ以外は概ね向上傾向。一方、女子は三十歳代前半~四十歳代後半に低下傾向がみられるが、それ以外は横ばい、または、向上傾向にある。二十八年度の合計点は、二十五~二十九歳の女子で過去最高。

 高齢者(六十五~七十九歳)は、ほとんどの項目と合計点で向上傾向にあり、二十八年度の合計点は、七十五~七十九歳の女子で過去最高となった。

 幼児期の外遊びと小学生(十歳)の運動習慣・体力との関係をみると、幼児期に外遊びをよくしていた児童は日常的に運動し、体力も高い。

 また、日常的に運動している人の多くが運動・スポーツのストレス解消効果を感じている、日常的に運動している人は、生活が充実している割合が多いなどの結果が出た。

 スポーツ庁の鈴木大地長官は「スポーツは一部の人のものではなく〝みんなのもの〟。スポーツを日常生活に取り入れ、スポーツの力で人生を楽しく健康で生き生きとしたものにしてほしい」と話している。

(解説 2017-10-12付)

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