道教委の活動状況点検・評価 5年度22施策を判定 「順調」「概ね順調」は14項目( 2024-09-13付)
道教委は5年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書をまとめた。22の施策項目ごとに指標の状況や施策の推進状況を分析。最高評価となる「順調」と判定された施策は「ふるさと教育の充実」「芸術文化活動の充実」の2項目。「概ね順調」は12項目、「やや遅れ」は8項目となっている。
道教委は毎年度、外部有識者で構成する道教育推進会議での審議で教育委員会の権限に関する事務の管理・執行状況を点検・評価。報告書としてまとめ、議会に提出・公表している。
現行の道教育推進計画(5~9年度)の初年度に当たり評価方法を変更。総合評価の基礎となる「定量評価」と「定性評価」を点数化して合計点で判定する方式とし、定量評価できない場合は「判定不可」を加えるなど、より学校の実態を反映させる仕組みに変更。総合評価を踏まえた次年度の取組をまとめている。
5年度の総合評価は「順調」が2項目、「概ね順調」が12項目、「やや遅れている」が「SDGs・ESDの推進」など8項目。「遅れている」「判定不可」はなかった。
ふるさと教育に関する施策では実践交流会の開催や教育資源活用サイトからの情報発信の充実を図った。地域や社会を良くするために何をすべきか考えている児童生徒の割合が小学校76・8%、中学校63・9%といずれも9年度達成を目指す目標値(小学校65%、中学校55%)を上回った。
( 2024-09-13付)