道中 第65回研究十勝・帯広大会 子を主語に思いは一つ 分科会や記念講演 320人研鑚( 2024-10-01付)
道中学校長会研究大会十勝・帯広大会
【帯広発】道中学校長会(河村克也会長)は9月27日から2日間、帯広市民文化ホールを主会場に第65回道中学校長会研究大会十勝・帯広大会を開催した。大会主題「新たな時代を切り拓き、よりよい社会を創り出していく日本人を育てる中学校教育」のもと、情勢報告や記念講演、分科会を実施。河村会長は「校長職が教育改革の動向を注視し、令和の日本型学校教育の構築に向け、子どもを主語にする教育の実現に向け、思いを一つにしてほしい」と述べた。
大会は、4ヵ年継続研究の最終年度に当たり、4年ぶりの会同形式での開催で321人が出席した。
初日、河村会長は、将来の予測が困難な現代において様々な教育改革が動き出していることに触れ「持続可能な社会の創り手となる資質・能力を育成するために、校長が教育改革の動向を注視し、子どもを主語にする教育の実現に向け、思いを一つにできれば」と呼びかけた。
大会実行委員長を務める十勝小・中校長会の久保睦則副会長は、将来を予測することが困難な不透明な時代に直面する中で、校長のリーダーシップの発揮が求められていると強調。「学校の責任者として、持続可能な社会の創り手となる人材の育成に向けて、本大会で確かな情報の確保と、分科会での研究協議が教育課題解決に迫ることを確信している」と期待を寄せた。
来賓祝辞では、鈴木直道知事(紙面紹介)、道教委の中島俊明教育長(新山知邦十勝局局長代読)、十勝管内教育委員会連絡協議会の加賀学会長が登壇した。
引き続き、全日本中学校校長会の青海正会長による情勢報告。このあと各会場に分かれ「社会に開かれた教育課程の実現や、新たな時代に求められる資質・能力の育成と学習評価の充実」などを研究主題とした5分科会を実施した。
2日目には、文部科学省講話として、初等中等教育局の武藤久慶教育課程課長による「初等中等教育の現状と課題」、田中学園立命館慶祥小学校の田中賢介理事長が「田中賢介は、なぜ学校を作ったのか?~プロの世界で学んだ田中学園流マネジメント」と題し記念講演を行った。
( 2024-10-01付)