石狩市 公営プール2施設 老朽化で再整備検討 7年度までに基本構想・計画
( 2024-10-22付)

 石狩市は、B&G海洋センターのプールと市民プールの公営プール2ヵ所の老朽化が著しいことから施設の再整備を検討している。15日付で公告した関連業務で、現状や課題を整理した上で市民のニーズを把握。その上で整備方針となる基本構想、具体的な施設規模や諸室構成、開設地などを盛り込んだ基本計画を7年度までに策定する。整備は大規模改修または移転改築を検討している。

 市内にある公営のプール施設は、平成4年に開設したB&G海洋センターのプールと、14年に開設した市民プールの2ヵ所。B&G海洋センターのプールは、鉄骨ビニールシート貼上屋付平屋屋内プールで6コースの25㍍プールと幼児用プールからなり、利用は夏季に限られている。一方、市民プールは鉄筋コンクリート造1764平方㍍で、5レーン25㍍、バリアフリー対応の通年型温水プールとなっている。

 どちらも老朽化が進行し、修繕費が増加傾向にあることから、再整備が求められていた。このため市は、15日付で関連業務を公募型プロポーザル方式で公告。基本構想と基本計画を7年度までに策定することとした。

 基本構想では、市内の公営プールの現状や課題を整理するとともに、市民のニーズを把握し、今後必要となる機能について、ハード・ソフト両面で実現性や方向性を整理する。整備は大規模改修または移転改築を検討。基本計画で具体的な施設規模や諸室構成、開設地等の整備計画をまとめるとともに、事業費の試算、今後のスケジュールなどを盛り込む。

( 2024-10-22付)