第46回札幌市小学校教員展 多彩な作品で来場者魅了 絵画や彫刻、工芸など25点
( 2016-02-04付)

札幌教員展
作品を通し、研鑚し合う機会を提供

 第四十六回札幌市小学校教員展が一月二十八日から六日間、札幌市内の大同生命ビル大同ギャラリーで開催された=写真=。会場には絵画や彫刻、工芸など二十五作品を展示。多彩な作品で来場者を魅了していた。

 同展は市内小学校教職員等の有志が企画しているもの。作品を通し、互いに研鑚し合う機会を提供している。今回は十人が二十五作品を出品した。

 会場では、野鳥をモチーフにした彫刻や四季を表現した油彩画など様々な作品を展示。両腕を地面に向け伸ばしている絵画は、見ている側のとらえ方によって作品の意味が変わるなど、制作者の感性あふれる作品が並び、来場者を楽しませていた。

 鳥をモチーフにした木彫を二点出展した真駒内桜山小学校の岩崎重明教諭は「完成像を想像せずに枝の木目等に注意し、木目がきれいにでるように調整しながら作成した」と振り返り、「木目などを生かした作品なので、自然の素材感を感じてもらえれば」と話していた。

( 2016-02-04付)