建設現場で働こう 札幌市 土木施設めぐりツアー 道科学大女子学生が参加( 2023-11-14付)
札幌市土木施設めぐり女子ツアー
札幌市建設局は10月28日、北海道科学大学の女子学生3人を対象に土木施設めぐり女子ツアーを開催した。大学生3人が参加し、市内の現場2ヵ所を見学したほか、女性技術者との座談会を実施。建設業の魅力や出産・育児を踏まえた女性のワーク・ライフ・バランスなどについて意見を交わし、現場で働くイメージを膨らませた。
ツアーは平成27年度から取り組んでいる建設産業活性化推進事業の一環で、今回で8回目。建設業に入職する女性の増加を図るため、土木系学科に所属する女子学生を対象に、現場見学や先輩技術者との意見交換を行っている。
今回は、道科学大から3人、伊藤組土建(株)や岩田地崎建設(株)などから女性技術者5人が参加した。
午前はTKP札幌カンファレンスセンターで、女性技術者「けんせつ小町」との座談会を開催。スクール形式で、建設業に携わって良かったことや大変だったこと、女性であることで大変だったこと、就職先として選んだ理由、建設業に興味を持ったきっかけなどをそれぞれ説明。その後のフリートークでは、通勤時の服装や髪型・化粧の規定、出産・育児休暇の取得状況などについて、終始和やかな雰囲気で意見を交わした。
午後は施設整備に係る工事など現場2ヵ所を訪問。担当者から説明を受けながら、現場を見学した。
学生らは「建設業が、女性も働きやすいよう改善し続けられていることを聞けて安心できた」「働いている人の雰囲気が明るく、不安な気持ちが少し減った」など、実際に建設業界で活躍する女性技術者と話すことで将来働く時の参考にしていた。
( 2023-11-14付)